2012年10月07日
宇和海ボートエギング&カワハギ(2012/10/6 in北灘)
10/6(土)、またまたボートエギングに行ってきました。
なんとなく週末皆勤賞っぽくなってきている今季のボートエギングですが、去年も一昨年もこの時期は忙しくてあまり釣りに行けてなかったので、今年はタガが外れたように通いつめてます(笑)
今回の同行者はIIさん。
メールで相談した結果、10月に入ってもうそろそろカワハギも肝が入ってくる時期なので、今回は午前中はエギングで午後からカワハギ釣りの二本仕立てでやろうということになった。
エギングロッド2本とタチウオジギングロッド1本(カワハギ用)をボートに持込み、午前6時に出船。
最初はS島サイドの中深度エリア。
ここはスカ、かすりもしなかった。
前々回の絶好調は一体何だったんだろう?たまたま群れがいたんだろうか?
次は北灘湾口から南側に500mほど行ったポール付近。
ここも前回の好調が嘘のようにアベレージサイズがポツポツあがるのみ。
M島中央
前回、ティップランで良型が連発した場所なのだが、この日は不発。
かすりもしない。
岸近くの瀬で小物を数杯釣ってとっとと次へ。
T島北
サーフ~磯場へと探っていくが、アベレージサイズ以下のがポツポツ。
T島は満潮時には海面下に没してしまう瀬で2つに分かれているのだけど、その瀬の北側のサーフが最も数が上がった。
T島南
そろそろ磯場にも中~大型が来る頃だろうと思って大きな岩がゴロゴロ沈んでいる中深度の場所でやってみるがスカ。
H島北
ここはイカがつくにはあまりいい場所ではないように思えるが、エギングボートが滅多に入らず、たまに良型の群れがいる場合があるので油断できない場所だ。
磯場の潮が縒れるポイントにつけてやってみると予想は的中し、大きいのが連発。
イカを寄せてくる時、海面に浮き上がったイカのエンペラが空中に出てヒラヒラと動くのが見えると大体500gオーバーなのだけど、このポイントではそれが3回見えた。
この時期にこのサイズが釣れれば御の字でしょう。
満足満足(笑)
H島南
ここは概してダメな場所なのだが、予想通りダメだった(笑)
北灘湾港まで戻り岸沿いを北側にずっと探っていくが、一文字より南側は全くダメ。
一文字から大浜漁港までの浅場でアベレージサイズを数杯釣って、12時を回っていたのでこの日のエギングは終了。
帰る前に養殖生簀につないでカワハギ釣りをすることにした。
ところで、エギングのメインラインとリーダーはどんなのを使ってますか?
俺は大体以下の3通りです。
PE0.6号、リーダー1.75号か1.7号
PE0.8号、リーダー2.0号
PE1.0号、リーダー2.5号
PE0.6号とリーダー1.7号の組み合わせは、主に秋イカシーズンでライトなロッドとリールを使う時、激流エリアや深場をバーチカルっぽく攻める際に潮切れ最優先にしたい時、オカッパリで飛距離最優先にしたい時、等です。
PE0.8号とリーダー2.0号の組み合わせは、これはまぁオールマイティーに使える組み合わせですね。
一年を通して最も使用頻度が高いのがこの組み合わせです。
PE1.0号とリーダー2.5号の組み合わせは、磯エギングなど障害物が多すぎてライン強度とエギ回収率を最優先にしたい場合。
この太さになると、カンナだけが根掛かりした状況であれば、強引に引っ張ればカンナが伸びて、エギを回収できる確率が大幅に上がります。
んで、上記3パターンすべて、リーダーの長さは3ヒロ(4.5m)くらい取ってます。
これ、リーダー細いし長すぎるんでねぇの?と思う人は多いと思うけど、これには理由があります。
まずリーダーの太さについて。
PEラインは同じ太さのモノフィラメントラインの大体三倍の強度がある訳ですが、根掛かりして強引に切ってもリーダー全体を失わず、エギとリーダーの結束部分から切れるバランスがこの太さです。
このため、エギとリーダーの結束方法は意図的に少し弱いクリンチノット(このページの改良型クリンチノットhttp://www.otomiya.com/fishing/gear/09-musubi.html)にしておきます。
こうすると綺麗にエギの結束部分から切れてリーダーは丸ごと残ります。
最初の頃は色々なノットを試したのですが、ダブルクリンチノットやパロマーノットだと強すぎて、PEとリーダーの結束部分から切れることが多かったので、今ではこの方法に落ち着きました。
次にリーダーの長さ。
これもポイントや釣り方によって色々やり方があると思いますが、俺は結構長めにする派です。
主にエギングに行く海域は宇和海なのですが、ここは海底に鋭利なストラクチャーが満載です。
急峻な崖から落ちて年月の経っていないエッジの鋭利な岩石、カキ殻のついたロープ、海底に散在するテーブルサンゴ等。
これらの障害物が至る所にあり、根がかりを運よく外せたとしても50cmくらいリーダーがザラザラになって帰ってくることはしょっちゅうで、そういう時にはザラザラの部分をカットして結び直すことになります。
当然リーダーはどんどん短くなります。
1日やって納竿時に最低限必要な長さのリーダー(50cmくらいか)が残っていればOKという考えで最初の長さを決めると3ヒロくらいは必要です。
リーダーは矢引(1ヒロの半分)で十分、なんてことを書いている某メーカーのテスターのホムペもあったりしますが、そういうヒトは一体どんなポイントで釣りしてるんでしょうね?
俺がよく行く海域でリーダーを矢引きにしてたら、1日5回はリーダーを結び直すハメになると思います(笑)
・・・話が逸れてしまった
ここでのカワハギ釣りは、北灘湾口から北側の陸地沿いには養殖生簀がズラッと並んでいるのだけど、その生簀のブイにボートを係留して40m下の海底を狙う。
関東の方ではカワハギは一定の人気があるらしく専用タックルや専門の乗合船もあるみたいだけど、ここら辺では誰もカワハギを専門で狙う人はいず、タックルも餌もテキトーな奴で普通に釣れる(笑)
ま、針だけはハゲ針にしないとダメだけどね。
この日は餌としてオキアミボイルのLLとアミエビブロックの、それぞれ一番小さいやつを買ってきていた。
オキアミは付け餌、アミエビは撒き餌だ。
撒き餌はなくてもいいのだけど、群れが散ってしまうと空白の時間ができるので、ボートの下に群れを呼び戻すために定期的に下のオモリをアンドンビシに付け替えて使う。
餌は何でもいい、というか、何を使ってもほとんど釣果は変わらないので、手軽に使えるオキアミボイルの尻尾付近を小豆程度に切ったものをハゲ針の先っちょにつける。
俺が当日使ったタックルは、ロッドは無名メーカーの安物タチウオジギングロッド、リールはシマノ小舟800、PE1.5号を150m巻き。
仕掛けは上から、集奇、市販のカワハギ針6号のついた三本針仕掛け、20号オモリという至ってシンプルかつベーシックなもの。
渋い時にはオモリの代わりに30号アンドンビシをつけて海底付近でコマセを撒いたりもするけど、釣れている間は使わない。
仕掛けを海底まで下ろし、聞き合わせ釣りをしていると、平均2回の仕掛け投下で1匹は釣れる。
・・・が、この日はボートを掛けた場所が悪かったのか、超小物だけしか釣れなかった(笑)
ボートを付け直すのも面倒なので、1時間半ほどそのままカワハギを釣って納竿。
お持ち帰り全体の図

アオリイカ×19
カワハギ×21
ウマズラハギ×1
チャリコ×1
小サバ×1
今回はカワハギの干物も作るつもりだったので小物もお持ち帰り。
しかし一体何なんでしょうか、このカワハギの小ささは(笑)
ここでは過去に30cmオーバーのカワハギを何度も釣っているのに、今回はボートを掛けた生簀が悪かったのか、超小物しか釣れませんでした。
小さいなりに肝は入っていて肝醤油+イカ刺しを堪能しましたが。

イカ全体の重さは5.0kg
平均サイズは 5000g / 19杯 = 263g

イカとカワハギが同時に釣れる10月11月限定メニュー、カワハギの肝醤油で和えたイカ刺しです。
いやー、これがたまらんのよねー。
釣った当日のキモは湯通しは不要です。
水で軽く洗って包丁で叩くだけ。全然生臭くなくてクリーミーでマジうまいっす。
なんとなく週末皆勤賞っぽくなってきている今季のボートエギングですが、去年も一昨年もこの時期は忙しくてあまり釣りに行けてなかったので、今年はタガが外れたように通いつめてます(笑)
今回の同行者はIIさん。
メールで相談した結果、10月に入ってもうそろそろカワハギも肝が入ってくる時期なので、今回は午前中はエギングで午後からカワハギ釣りの二本仕立てでやろうということになった。
エギングロッド2本とタチウオジギングロッド1本(カワハギ用)をボートに持込み、午前6時に出船。
最初はS島サイドの中深度エリア。
ここはスカ、かすりもしなかった。
前々回の絶好調は一体何だったんだろう?たまたま群れがいたんだろうか?
次は北灘湾口から南側に500mほど行ったポール付近。
ここも前回の好調が嘘のようにアベレージサイズがポツポツあがるのみ。
M島中央
前回、ティップランで良型が連発した場所なのだが、この日は不発。
かすりもしない。
岸近くの瀬で小物を数杯釣ってとっとと次へ。
T島北
サーフ~磯場へと探っていくが、アベレージサイズ以下のがポツポツ。
T島は満潮時には海面下に没してしまう瀬で2つに分かれているのだけど、その瀬の北側のサーフが最も数が上がった。
T島南
そろそろ磯場にも中~大型が来る頃だろうと思って大きな岩がゴロゴロ沈んでいる中深度の場所でやってみるがスカ。
H島北
ここはイカがつくにはあまりいい場所ではないように思えるが、エギングボートが滅多に入らず、たまに良型の群れがいる場合があるので油断できない場所だ。
磯場の潮が縒れるポイントにつけてやってみると予想は的中し、大きいのが連発。
イカを寄せてくる時、海面に浮き上がったイカのエンペラが空中に出てヒラヒラと動くのが見えると大体500gオーバーなのだけど、このポイントではそれが3回見えた。
この時期にこのサイズが釣れれば御の字でしょう。
満足満足(笑)
H島南
ここは概してダメな場所なのだが、予想通りダメだった(笑)
北灘湾港まで戻り岸沿いを北側にずっと探っていくが、一文字より南側は全くダメ。
一文字から大浜漁港までの浅場でアベレージサイズを数杯釣って、12時を回っていたのでこの日のエギングは終了。
帰る前に養殖生簀につないでカワハギ釣りをすることにした。
ところで、エギングのメインラインとリーダーはどんなのを使ってますか?
俺は大体以下の3通りです。
PE0.6号、リーダー1.75号か1.7号
PE0.8号、リーダー2.0号
PE1.0号、リーダー2.5号
PE0.6号とリーダー1.7号の組み合わせは、主に秋イカシーズンでライトなロッドとリールを使う時、激流エリアや深場をバーチカルっぽく攻める際に潮切れ最優先にしたい時、オカッパリで飛距離最優先にしたい時、等です。
PE0.8号とリーダー2.0号の組み合わせは、これはまぁオールマイティーに使える組み合わせですね。
一年を通して最も使用頻度が高いのがこの組み合わせです。
PE1.0号とリーダー2.5号の組み合わせは、磯エギングなど障害物が多すぎてライン強度とエギ回収率を最優先にしたい場合。
この太さになると、カンナだけが根掛かりした状況であれば、強引に引っ張ればカンナが伸びて、エギを回収できる確率が大幅に上がります。
んで、上記3パターンすべて、リーダーの長さは3ヒロ(4.5m)くらい取ってます。
これ、リーダー細いし長すぎるんでねぇの?と思う人は多いと思うけど、これには理由があります。
まずリーダーの太さについて。
PEラインは同じ太さのモノフィラメントラインの大体三倍の強度がある訳ですが、根掛かりして強引に切ってもリーダー全体を失わず、エギとリーダーの結束部分から切れるバランスがこの太さです。
このため、エギとリーダーの結束方法は意図的に少し弱いクリンチノット(このページの改良型クリンチノットhttp://www.otomiya.com/fishing/gear/09-musubi.html)にしておきます。
こうすると綺麗にエギの結束部分から切れてリーダーは丸ごと残ります。
最初の頃は色々なノットを試したのですが、ダブルクリンチノットやパロマーノットだと強すぎて、PEとリーダーの結束部分から切れることが多かったので、今ではこの方法に落ち着きました。
次にリーダーの長さ。
これもポイントや釣り方によって色々やり方があると思いますが、俺は結構長めにする派です。
主にエギングに行く海域は宇和海なのですが、ここは海底に鋭利なストラクチャーが満載です。
急峻な崖から落ちて年月の経っていないエッジの鋭利な岩石、カキ殻のついたロープ、海底に散在するテーブルサンゴ等。
これらの障害物が至る所にあり、根がかりを運よく外せたとしても50cmくらいリーダーがザラザラになって帰ってくることはしょっちゅうで、そういう時にはザラザラの部分をカットして結び直すことになります。
当然リーダーはどんどん短くなります。
1日やって納竿時に最低限必要な長さのリーダー(50cmくらいか)が残っていればOKという考えで最初の長さを決めると3ヒロくらいは必要です。
リーダーは矢引(1ヒロの半分)で十分、なんてことを書いている某メーカーのテスターのホムペもあったりしますが、そういうヒトは一体どんなポイントで釣りしてるんでしょうね?
俺がよく行く海域でリーダーを矢引きにしてたら、1日5回はリーダーを結び直すハメになると思います(笑)
・・・話が逸れてしまった
ここでのカワハギ釣りは、北灘湾口から北側の陸地沿いには養殖生簀がズラッと並んでいるのだけど、その生簀のブイにボートを係留して40m下の海底を狙う。
関東の方ではカワハギは一定の人気があるらしく専用タックルや専門の乗合船もあるみたいだけど、ここら辺では誰もカワハギを専門で狙う人はいず、タックルも餌もテキトーな奴で普通に釣れる(笑)
ま、針だけはハゲ針にしないとダメだけどね。
この日は餌としてオキアミボイルのLLとアミエビブロックの、それぞれ一番小さいやつを買ってきていた。
オキアミは付け餌、アミエビは撒き餌だ。
撒き餌はなくてもいいのだけど、群れが散ってしまうと空白の時間ができるので、ボートの下に群れを呼び戻すために定期的に下のオモリをアンドンビシに付け替えて使う。
餌は何でもいい、というか、何を使ってもほとんど釣果は変わらないので、手軽に使えるオキアミボイルの尻尾付近を小豆程度に切ったものをハゲ針の先っちょにつける。
俺が当日使ったタックルは、ロッドは無名メーカーの安物タチウオジギングロッド、リールはシマノ小舟800、PE1.5号を150m巻き。
仕掛けは上から、集奇、市販のカワハギ針6号のついた三本針仕掛け、20号オモリという至ってシンプルかつベーシックなもの。
渋い時にはオモリの代わりに30号アンドンビシをつけて海底付近でコマセを撒いたりもするけど、釣れている間は使わない。
仕掛けを海底まで下ろし、聞き合わせ釣りをしていると、平均2回の仕掛け投下で1匹は釣れる。
・・・が、この日はボートを掛けた場所が悪かったのか、超小物だけしか釣れなかった(笑)
ボートを付け直すのも面倒なので、1時間半ほどそのままカワハギを釣って納竿。
お持ち帰り全体の図
アオリイカ×19
カワハギ×21
ウマズラハギ×1
チャリコ×1
小サバ×1
今回はカワハギの干物も作るつもりだったので小物もお持ち帰り。
しかし一体何なんでしょうか、このカワハギの小ささは(笑)
ここでは過去に30cmオーバーのカワハギを何度も釣っているのに、今回はボートを掛けた生簀が悪かったのか、超小物しか釣れませんでした。
小さいなりに肝は入っていて肝醤油+イカ刺しを堪能しましたが。
イカ全体の重さは5.0kg
平均サイズは 5000g / 19杯 = 263g
イカとカワハギが同時に釣れる10月11月限定メニュー、カワハギの肝醤油で和えたイカ刺しです。
いやー、これがたまらんのよねー。
釣った当日のキモは湯通しは不要です。
水で軽く洗って包丁で叩くだけ。全然生臭くなくてクリーミーでマジうまいっす。
Posted by ROY at 19:50│Comments(2)
│釣行記録
この記事へのコメント
カワハギの肝醤油で和えたイカ刺し,、私も好きです。
ただ、近年カワハギが余り釣れないので、和える喜界もありません。(笑)
ただ、近年カワハギが余り釣れないので、和える喜界もありません。(笑)
Posted by 酒ちゃん
at 2012年10月07日 20:47

おお、ここにも同好の士が(笑)
これ簡単ですけどしみじみとウマイですよね。
こっちではカワハギは餌取り扱いなので送ってあげたいくらいです。
これ簡単ですけどしみじみとウマイですよね。
こっちではカワハギは餌取り扱いなので送ってあげたいくらいです。
Posted by ROY
at 2012年10月08日 10:13
