Blowin' the blues away

最近ヒゲを伸ばしている。
コロナ禍で家の外ではマスクをするのが当たり前のご時世になり、マスクの下がヒゲ面でも相手からはわからず仕事にも影響がないつーのと、食事の時や喫煙所でマスクを外した際のウケを狙ってのことだ。

ヒゲの形にも色々あって、どんな形にしようかとちょっとだけ悩んだのだけど、今はとりあえず夏目漱石を目指していて、完成して納得したらその次はチャップリンを目指そうと思っている。
今はまだ1cmに満たない長さだけど、伸ばし始めてみるとちょっとした問題が出てきた。
ワタシも50歳を過ぎて髪には白髪が増えてきたのだけど、その他の部位の毛（眉やスネ毛やチン毛）には白髪がないので油断していたら、口の周りのヒゲだけは黒・茶・白の三色の毛が混じっていて三毛猫みたいな感じの毛が生えてきたのよね。
本物の三毛猫だったら可愛いんだけど、オッサンの口の周りの毛が三毛猫状態というのはあまり可愛くはない。
色の比率は黒7割・茶1割・白2割位で、しかもあまりヒゲが濃くなくまばらに生えてるもんだから遠目にはホコリでもついてるようで、なんつーか汚らしいのよね。
ヘアカラーでも買ってきてヒゲだけ金髪に染めようかと思っている今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。


えー、先日行われたチャリティボクシングイベントの「Legend」、見た人います？
3分3Rのスパーリング形式で7組14人が拳を交えたこのイベント、最近まれに見る面白い内容でありました。
特に楽しみにしてたのは次の組み合わせ。





京口vs八重樫

現役世界チャンピオンの京口の相手は昨年秋に引退表明した元世界王者の八重樫東（あきら）
八重樫は本当は引退したくなかったらしいんだけど、ジムの大橋会長の助言というか半分指示で引退を決めたらしい。
引退は本意ではないので、おそらく「まだやれるぞ」というのをアピールするつもりだろうな、と思っていた。
八重樫自身も「本気でやるのはこれが最後」と言っていたしね。
内容的には全ラウンドに渡って京口がわずかに優勢という感じ。
しかし、京口はチャンスになっても追い打ちをかけなかった。
エキシビジョンというのを意識しているのか八重樫に対するリスペクトなのか、普段の９割位の力しか出してないように思えてちょっとだけモヤッとしたけど八重樫をリングで見るのはこれが最後なんだろうなと思うとなかなか感慨深いものがありました。
八重樫は現在大橋ジムでトレーナーをやっているらしいけど、いい選手を育ててほしいものです。


内山vs坂

現役日本チャンピオンの坂選手の相手は５年ほど前に引退した元世界王者の内山。
内山は「ノックアウトダイナマイト」というエイリアスを持ちスーパーフェザー級で１０回以上の（正確な回数は忘れちゃったけど）の防衛を果たした中量級（日本では重量級だけど）のレジェンドだ。
引退してからもう年数が経っており年齢も４０歳位になっていたので、現役の日本チャンプにどこまでやれるのか興味があったんだけど、1R・2Rとも内山が明らかに優勢でビックリだ。
体も締まっていたし、現役時代を彷彿とさせる左ボディカウンターが決まりまくっていた。
3Rにはスタミナ切れっぽくなって動きにキレがなくなったけど、いやー、KOの山を築いたあの技術はいまだ錆びついてませんな。
坂選手は試合前に内山のほうが格上なので胸を借りるつもりで・・みたいなことを言ってたけど、あれ本当は悔しかったんじゃないかなぁ(笑)


井上vs比嘉

井上はリング誌のP4Pランキング2位という、歴代日本人ボクサーの中での最高傑作だ。
足を使ったアウトボクシングもできるし、インファイトでも打ち負けないパンチの強さもあり、オフェンス・ディフェンスともにSクラス。
対する比嘉はフライ級で連続KO記録を持つインファイターのハードパンチャー。
比嘉は白井・具志堅ジムに在籍していた時、世界戦での軽量失敗によりJBCから階級を上げることを義務付けられ、二階級あげて今はバンタム級の選手になっている。
主要三団体でランク入りはしているもののまだバンタムでの世界戦の経験はなく、井上相手にどれだけやれるのか見てみたかった。
二人ともガチでやると言ってただけに楽しみにしてたヒトもおおかったのではないでしょうか。
試合前の予想としては、まぁ井上優勢なのは間違いないとしてもある程度スリリングな展開もあるかな？と思っていたのだけど、いざ蓋を開けてみると予想以上の差があってビックリした。
全ラウンドに渡って井上の圧倒的優勢で、あの比嘉選手相手に余裕がありまくり。
自分からロープに下がって比嘉の土俵であるインファイトで打ち合ったり、ノーガードで比嘉の前に顔を突き出して上体だけで比嘉のパンチをかわしてみせたり、サウスポーにスイッチしたりとやりたい放題(笑)
今回の井上の相手はいろんな方面に打診したけどなかなか決まらず、比嘉がやっと受けてくれたらしいけど、井上と比嘉は同階級の現役選手同士ということもあるし、あんな遊ばれ方をされたのでは比嘉の精神的ダメージがちょっと心配です。
あれならKOされたほうがマシだったんじゃないかな。
いろんな不運を乗り越えてきた比嘉は才能もハートもスバラシイ選手なので腐らずに頑張って欲しいトコロです。

さーて、ビール飲みながらもう一回見るかな（何度でも見れちゃう(笑)）



Greatest Love Of All / Whitney Houston


そういえばこの日(2/11)はホイットニー・ヒューストンの命日でした。

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