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2012年12月17日

宇和海ボートエギング&タイラバ&カワハギ(2012/12/15 in北灘)

悪天候の間隙を縫って12/15(土)に北灘にてボート釣り。
前回の釣行が11/10だったので1ヶ月以上も釣りに行っておらず、超久しぶり。

今回は釣りの他にも目的があった。
釣り仲間のIIさんが10月末にボート免許を取ったので、船外機ボートの初体験を済ませるという重要な儀式。
初体験というとアッチ方面のアレを思い浮かべるヒトがいるかもしれないが、そのアレに限らず何にせよ初体験というのはまことに重要である。
幸福な初体験が済ませられればその後の人生に大きな影響を及ぼすであろうし、不幸な初体験を迎えればそれがトラウマとなってアレが嫌になってしまうかもしれない。
「なんとかIIさんに幸福な初体験を迎えてもらいたい!」
その一心で、ワタシは暗闇で男を手招きする遣り手ババアのような心境でその日を迎えたのであります。

IIさんが言うには、教習艇は船内機の丸ハンドルなので平船で船外機のボートに乗るのが初めてで、ちょいと不安だという。
「いやーそんなことないっすよ、教習艇よりむしろ単純で簡単っすよ」とは言ったのだけど、IIさんは石橋を叩いて叩いて、安全を確認してもう一度叩いて、石橋を結局叩き壊して引き返すような慎重派なので、このままペーパードライバー(あ、フネの場合はなんて言うんだろう、ペーパークルー?)になられても困る。
なぜ困るかというと、IIさんに操船してもらってワタシが前の方で椅子に座って楽な釣りをする、という目的が達成できなくなるからだ。
もちろんそんな野望はおくびにも出さず、いつもの釣りに行きましょうメールを発射して、最後にさり気なく「免許も忘れずに持ってきてくださいね」と付け加えておいた。

さて当日、土砂降りの土曜日未明、ちょいと早い時刻に家を出た。
世間はボーナスがどうしたこうしたと景気のいい話が飛び交っている中、しがない零細自営業であるワタシは高速代をケチろうと思ったのと、早く着いて大浜で夜エギングをやってみようと思ったからだ。
松山の自宅から一般道で西予まで走り、西予ICから無料区間の高速に乗り、宇和島道路終点まで走る。
大浜についたのは5時頃だった。
夜は一般道も空いているから思ったより早く着けた。
この調子なら、次の釣行から行きだけは一般道で行ってもいいかな。帰りは高速乗らないと大変なことになるので無理だけど。

大浜につくと雨も風もなく、波止根本には他の釣り客のクルマも一台もない模様。
くふふふ、誰もいないでやんの、こんないい天気の夜なのにねぇ・・
ほくそ笑みながら急いで準備して波止に上がり、第1投。
おりゃぁぁぁ。
地平線まで届けとばかりにフルキャストすると、いきなりノットがガイドに絡んで「パチーン」といういい音とともにエギが暗闇の中に飛んでいった。
くぅ・・・
ヘッドランプの明かりでちまちまとリーダーを結び直し、第2投。
「パチーン」
ぐはぁ・・・
またもやエギが飛んでいった。
なんだなんだ?一体何なんだ?呪いか?
ロッドをよーく見ると、ガイドの一つにラインが通ってなくて、ガイドの足にラインが通っていた・・・
気を取り直してラインを通し直し、再度ちまちまとリーダーを結び、第3投。
よしよし、今度はちゃんと飛んだ。
着底後、HPSJで表層まで上げてきて、テンションフォール。
次の着底後、ジクジクとスラックジャークで海底のエギをピクピクと動かしてみるが反応なし。
おかしいなぁ、この時期にイカがいるとしたら目の前の隠れ岩のあたりなんだけどなぁ・・
沈むのが早すぎるんだろうかと思い、スローシンキングに調整したエギに交換してみるが、やっぱり反応なし。
やっぱ深場かな?
そう思って波止先端まで歩き、重いエギに交換して30m位の水深の船道に投げ込んでみた。
先端で5投くらいするが、反応なし。
もう少し波止根元の方でやってみようと思い、戻って軽いエギに付け替えて表層~底付近までまんべんなく探ってみるが、やっぱり反応なし。
ちっとも釣れねー。おまけにイカの気配も全く感じられない。
合計20投くらいして心が折れて諦めた。
あー、そういえば前回も嵐が収まった直後に夜エギングをやってボーズだったっけ。
その時に荒れた後はしばらくしないと釣れるレンジには出てこないのだろうと思っていたんだった。
己の学習能力の無さがつくづくナサケナイ。


大浜を出てボート屋の駐車場に行くと、IIさんは既に来ていた。
荷物を運び込んで出船。
今回はエギングとタイラバとカワハギ釣りの予定で三種類のタックルを積んでいる。
まず最初はタイラバをやりましょうと言う事でT島付近のポイントへ行った。
タイラバを下ろしてみると表層付近の潮がやたらと速く、フネがどんどん流される。
でも底付近の潮はあまり動いてないようで、80gのタイラバを下ろして3度ほど上げ下げすると、潮下に向かって水平から30度くらいの角度になってしまう。
でもこれくらいの潮の流れのほうが経験則的に釣果はいいので期待を込めて打ち返す。

ファーストヒットはIIさんだった。
タモを持って隣に行き、「ロッドの曲がりがしょぼいっすねー、エソですかね?」なんて言いつつ見ていると、浮かんできたのは30cmくらいのマダイだった。
次は俺にアタリ。
底付近でゴンゴンと引くが、そのうちフッと重さがなくなった。
上げてみると、リーダーがザラザラになって切れている。
エソが来たのはIIさんではなく俺の方だった。
ヒトの獲物をエソだなんていうからバチが当たったのだ。
しばらくすると俺が35cmくらいのマダイをゲット。
背中の黒ずんだ養殖生簀からの脱走兵だったが、これで二人共ホゲ回避できてとりあえず一安心。
次はIIさんに来た。
ロッドの曲がりはなかなかいい感じで、タモを持って待ち構えていると45cmほどのマダイが浮いてきた。

45cmのマダイと遊んでいるIIさん

その次もIIさんに来た。
「くー、なんで俺には釣れんとや!」意味もなく九州弁でつぶやく。
IIさんは市販のちゃんとしたタイラバを使い、俺は自作のいい加減なタイラバを使っていたのが敗因だったのかもしれない。
3対1の完敗だった。
IIさんは3匹釣って満足したのか、ここでタイラバを辞めてエギングに行く事になった。

いつものエギングポイントに行くが、うねりがあって岸付近はかなり濁っている様子だ。
あの濁りが海底にも舞っていたら多分釣れないだろうな、と思いつつエギを投げる。
2箇所で合計2時間ほど粘ったが、予想通りエギングは二人共ホゲてしまった。

次はカワハギ釣りのため、掛かり釣りの養殖生簀まで移動。
前回の釣行ではカワハギがやたらと高活性で下ろせばほとんどハズレなしに釣れていたのだが、今回はかなり活性が低く、針先につけたオキアミを齧り取る食い方をするので仕掛け投入3回に1匹が釣れる程度だった。
ここでもIIさんが好調。
俺は20cmくらいのカワハギとかトラギスとかクサフグをポツポツ釣っていたのだが、IIさんは30cm位のデカカワハギを筆頭に、塩焼きサイズのチャリコやホウボウをどんどん釣り上げる。
見れば、エサは冷凍アサリを付けている模様。
そうかアサリか・・・
今までゴカイやアサリやイカ切り身やいろんなエサを試したけど、ここのカワハギ釣りではほとんどエサによる釣果の差はなかったのでここ数年は便利なオキアミボイル一辺倒だったけど、アサリがいい時もあるんだな。
針にアサリのむき身を巻くと、養殖用のペレットによく似た感じになるのでそれがいいのかもしれんなぁ・・・
などと思っていると、なにやら竿先に石のような感触が。
引かないけど重い。
重いけど僅かな生命反応はある。
なんじゃこら?と思いつつ上げてみると、大きなハコフグだった。

珍客ハコフグ

ハコフグにしてはデカい。25cm以上はあっただろうか。
本日、ハコフグの自己記録を更新した(ちっともうれしくねぇ・・・)
これは毒もなく内蔵を取り出した所にミソを入れて丸焼きにすれば食えるらしいのだが、ラブリーな顔をしていたので食うには忍びなくリリース。

そのうちエサも取られなくなって時間もいつもの上がり時刻になり、IIさんから「そろそろ上がりに・・・」と言われるが、貧果だった俺は泣きの延長を申し入れ、タイラバポイントに行って1時間ほど粘るが結局釣れなくて納竿。
釣果全体では、IIさんの1/3くらいだった。


大きな目的だったIIさんの船外機初体験については、発着筏から出発~帰還までずっと操船してもらい、どこかに激突することもなくスムーズに済ませることができた。
これで大分慣れてもらえたのではなかろうか。



【お持ち帰り全体の図】

マダイ×1
ウマズラハギ×4
カワハギ×10


前回ビミョーだった肝吸いリベンジ

今回はカワハギのアラで出汁をとってみた。
その後肝を投入。
塩をスプーン一杯、醤油をスプーン一杯で味付けすると、やっと「らしい」味になった。
成功のヨロコビに我を忘れて完成品の写真は撮り忘れ。




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この記事へのコメント
カワハギ、何気にキモパンですね。(笑)
アオリは、そちらでもやっぱ厳しいんですね。
でもタイとカワハギなら、釣りとしては堪能できますね。
私も今週末には久々に出かけたいです。
Posted by 酒ちゃん酒ちゃん at 2012年12月17日 19:18
宇和海のアオリイカは今ちょうど深みに行ってる時で端境期です。
2月になれば気の早い個体が接岸してくるんですが、12月と1月はホント釣れませんねぇ。
瀬戸内側では4月頃からでしょうか。
Posted by ROYROY at 2012年12月18日 06:34
おはようございます

カワハギやりあげましたねー!
私は、肝の多いウマズラが好きです。
この時期のボーエギのポイント(水深や根の状況)が解かりません?
教えてください!
Posted by Z at 2012年12月18日 08:12
いやいや、お恥ずかしい釣果で(汗)

この時期の愛媛のアオリイカは瀬戸内海側の場合ですと50m~70mの海底にいて、中オモリを使ったディープエギングで釣ってます。
宇和海側も似たようなもんでしょうけど、宇和海側のイカの溜まり場はいまだ探せてないんです・・・
Posted by ROYROY at 2012年12月18日 12:41
こんにちわ

水深は、50m~70mですか!
2馬力の釣りキチ号では、ちょっと無理ですよー…
外海に2km位出ないと!
やっぱり、冬はメバル狙いでおとなしくした方が良いですね。
Posted by at 2012年12月18日 18:18
宇和海だと夜になったらヒョコヒョコと浅場に来るイカもいるんですけど、昼間は浅場にはほとんどいないようです。
瀬戸内側だと水温の関係で浅場に出てくるのは皆無だと思います。

でも水温が低いせいでメバルは宇和海より釣れますよね。
愛媛はほとんどアジだけなんで、島の多い山陰沿岸がちと羨ましいです。
Posted by ROYROY at 2012年12月18日 20:16
 
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宇和海ボートエギング&タイラバ&カワハギ(2012/12/15 in北灘)
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