2012年11月14日
久しぶりに面白かった本をご紹介
『一日江戸人』杉浦日向子 新潮文庫 490円
ISBN:978-4-10-114917-12

歴史にはとんと疎いワタシですが、この本は久々に面白いと思いましたね。
教科書に載っているようなきらびやかな歴史の表舞台の大事件、年号とともに暗記するような事柄にはとんと興味はないんですが、こういった俗な事柄にはフツフツと興味が湧いてきます(笑)
よく似た系統の本に『下級武士の食日記』(ISBN:978-4140881651)というのもあって、こっちの方は実在した酒井伴四郎という下級武士が詳細につけていた日記を現代文に翻訳したものなんですが、訳者(?)の意志が日記内容の取捨選択に反映されすぎてリアリティが今ひとつという感じでした。
読み進めていくうちに、アンタの意見を読みたいんじゃなくて日記をそのまま訳しとけばいいんだよ・・と思いつつ多少イライラする内容でしたが、その点この『一日江戸人』はいいです。
多少の誇張及び推測は入っている感があるものの、江戸時代の細かい所のスノビズムがリアルに感じられ(ま、リアルな江戸って知らないけどさ)タイムスリップしたような妙な感覚を味わえる一冊でした。
ISBN:978-4-10-114917-12

歴史にはとんと疎いワタシですが、この本は久々に面白いと思いましたね。
教科書に載っているようなきらびやかな歴史の表舞台の大事件、年号とともに暗記するような事柄にはとんと興味はないんですが、こういった俗な事柄にはフツフツと興味が湧いてきます(笑)
よく似た系統の本に『下級武士の食日記』(ISBN:978-4140881651)というのもあって、こっちの方は実在した酒井伴四郎という下級武士が詳細につけていた日記を現代文に翻訳したものなんですが、訳者(?)の意志が日記内容の取捨選択に反映されすぎてリアリティが今ひとつという感じでした。
読み進めていくうちに、アンタの意見を読みたいんじゃなくて日記をそのまま訳しとけばいいんだよ・・と思いつつ多少イライラする内容でしたが、その点この『一日江戸人』はいいです。
多少の誇張及び推測は入っている感があるものの、江戸時代の細かい所のスノビズムがリアルに感じられ(ま、リアルな江戸って知らないけどさ)タイムスリップしたような妙な感覚を味わえる一冊でした。
Posted by ROY at 20:37│Comments(0)
│本