2012年06月23日
Deep Into It / Larry Carlton
Deep Into It / Larry Carlton

ラリー・カールトンの『ディープ・イントゥ・イット』
前作の『サファイア・ブルー』はブルースを全面に押し出したアルバムだったけど(ま、あれはあれで好きだけど)このアルバムではやや原点回帰の方向へ。
ジャケット写真も、ギターケースを下げて孤独に淡々と歩いている構図で、「これが本来の姿なんだ、俺はまだ旅の途中、これからもずっとこれをやっていくのさ」みたいに、このアルバムの内容をシンボライズしているような気がします(考え過ぎかも(笑))
彼の原点はブルースだと書いているサイトも結構あったりしますが、それは間違いで、彼のルーツはジャズ。
かといって本作は、彼がデビュー前にやってたようなコテコテのジャズではなく、形式や既成概念に囚われず、力みのないリラックスプレイでいかにもラリー・カールトンらしい上質なスムースジャズに仕上がってます。
でも全体的にちょっとだけ暗めかな?
華やかな場のBGMなんかには向きませんね~。
どっちかっつーと、一人でじっくりゆっくり聴くアルバムですね。
おじさんはウェンディ・モートン(vo)をこのアルバムで初めて知ったんですが、彼女、実にいい味出してますね。
カールトンファンはインストゥルメンタル以外の曲をバカにしがちな傾向にあるみたいで、本作における彼女の評価は低いみたいだけど、#4 I Still Believe は素直にいい曲。
カールトンのギターと絡む彼女の声をもっと聴いてみたいなぁ。
ジャンル:スムースジャズ(ギター)
2001年 Warner Bros.
万人にオススメ度
★★★★☆
カッコイイ度
★★★★☆
飽きない度
★★★★☆
ソウルを感じる度
★★★★☆
ハズレ曲が無い度
★★★★☆
個人的思い入れ度
★★★☆☆
ベスト3トラック
04 I Still Believe
01 Put Where You Want It
07 Closer To Home
youtube試聴はこちら
I Still Believe
Put Where You Want It
Closer To Home
Posted by ROY at 00:11│Comments(0)
│音楽