Blowin' the blues away

こんちわ

いやー寒くなりましたね。
今年はあんまり寒いんで、冬用の寝袋を引っ張り出して、ベッドの上でミノムシになって寝ています。
寝返りはほぼ打てませんが、布団より格段に暖かく超快適。

そんな時期にワクワクしていたのは表題のベテルギウスの件です。



オリオン座を構成するベテルギウスは去年の１１月頃から急な減光をしていて、これはもしかすると寿命を迎えて超新星爆発する予兆ではないかとも言われておりました。
ベテルギウスは明るくなったり暗くなったりする変光星としても有名ですが、今回の減光はその通常の脈動範囲をはるかに超えていたので「これはもしかするともしかするかも～」と思っていたヒトも多いのではないでしょうか。
正確な数字は忘れちゃったけど、普段は0.5等星くらいなのが1.5等星くらいまで暗くなってて、確かに夜空を見上げると、本来の明るさより明らかに暗くなってるのがわかってワクワクが止まりませんでした。
人間が肉眼で認識できる超新星爆発は500年に一度くらいの割合らしいので、人間の一生を考えた場合、大抵一度は見れるハレー彗星(周期70年ちょい)よりも見れるのはかなりの低確率（1/8くらい）ですからね。
超新星爆発は一瞬で終わるのではなく、数カ月間かけてその明るさを維持し、その後段々減光していくそうです。
また、ベテルギウスくらいの近距離(600光年くらい)で超新星爆発が起きると月よりも明るく光り、昼間も目視できる明るさになるんだとか。
どうですか、ワクワクしませんか？

しかし、そのベテルギウスが最近増光に転じてしまったようで、どうも世紀の天体ショーはお預けになりそうな感じです。
いやー、見てみたかった。




超新星爆発を起こすと自転軸方向に2本のガンマ線バーストと呼ばれる強烈な指向性を持った放射線が噴出します。
その自転軸が地球に向いてたらその直撃を受けて地球はかなりヤバい状況になるらしいですが、観測の結果、ベテルギウスの自転軸は地球から20度くらいズレているのでとりあえず安心、というコトになってて、心置きなくワクワクしてたんですが、ちょっとガッカリです。
でもまあ、冬の星座の代表格であるオリオン座の形が今後も維持されるのはイイコトなのかもしれませんね。

はぁー


Stella By Starlight / Chet Baker