Blowin' the blues away

数日前のハナシになりますが、宇和海の秋イカもそろそろ終了近くになってきた先週の金曜日、シゴトをサボって釣りに行ってまいりました。
今回の同行者はやっちゃんとS木さん。
釣り物は、何が調子いいかわからないのでエギングとタイラバとカワハギ釣りの三種類の準備をしてもらった。

午前1時頃松山を出発し、ボートに乗る前に大浜で夜エギングをした。
３時頃に大浜に到着して釣り始めるが、少し前には見られなかった夜光虫が復活しており、シャクると海中のラインがピカっと光る。
これじゃあ釣れましぇん・・・
未練がましく１時間ほど粘ったが結局ホゲで、大浜の夜エギング終了。
すごすごとレンタルボート清家の駐車場に行った。
まだ暗いのでしばらくスマホでyoutubeを見ながら時間をつぶす。
いやー最近のyoutubeは無法地帯ですな(笑)
何気なしに検索した『水曜どうでしょう』が、ほとんど全シリーズあったんでビックリした。
これ、許可取ってるんだろうか？ま、取ってる訳ないよなぁ・・・


6:30に出船。
まず最初はエギング。
イカもそろそろ深場に落ちている頃なので、水深20mくらいの根回りから探っていった。
俺とやっちゃんは中オモリを使ったバーチカルエギング。
S木さんはシンカーにナスオモリをつけたティップランエギングだ。

ワタシは最近どうもティップランよりバーチカルエギングというか船アオリというか、昔ながらの釣り方のほうが性に合っているみたいで、とんとティップランはやってないんです。
バーチカルならタイラバ用のロッドとリールがそのまま使えるし、釣り方もティップランみたいに小難しい事を考えなくてもいいし、まぁ要するにメンド臭くないのが一番ありがたいのよね(笑)
中オモリをつけているとアタリが取りづらくて、シャクった時に釣れているのが初めてわかるので、どうしても『釣った』というよりも『釣れてた』という感覚になって面白くないという意見が多いのだけど、バーチカルエギングでもアタリはかなり明確にわかると思う。
シャクった後フォールからステイに移行する段階で、流れに乗った小さなゴミがエギに引っかかったようにじわっと重くなるのがアタリで、これはロッドエンドを脇に挟まずに手首だけでロッドとリールを持っていれば誰でもわかる。
だけど、どうしてこれがわからないと書いているヒトが多いのかちとギモンに感じるのよねー。
もしかしてイカパンチレベルのアタリの事を書いてんのかな？それなら納得だけど。
バーチカルエギングは簡単という利点以外にももう一つ利点があって、それはスローシンキングのエギが使えるということ。
スローシンキング＝軽いエギだから、イカの活性が低い場合にも抱きやすい。
また、重いエギを使ってエギ自体の重さで深いレンジまで沈めるティップランでは、ロッドワークがかなり釣果に影響してくるのだけど、そのテクニックも必要としない。
重いエギはラインテンションを抜くとすぐに頭を下にして真っ逆さまに沈むので、シャクってからフォールしてステイに移行するまでのロッドワークで、エギを弱った魚のように自然なアクションをさせるというのがワタシ個人的にはかなり難しい、てかフネの波による上下動もあったりするので、どんなに繊細なロッドワークをしたって海底付近でのエギは頭を上下にカックンカックン振っている状態ではなかろうか。
３０フィートくらいのフネならともかく、小刻みに上下動する小さいボートでティップランをやってエギを自然に見せるのは、ワタシには到底不可能に思えます。
これが中オモリを使ってスローシンキングのエギを使うと、シャクってからフリーフォールで沈んでいく時間が長く取れるので、イカに食うタイミングを与えるための繊細なロッドワークはほとんど必要ではなく、のほほんとロッドを持ってても自然なフォールをさせることができる。
その分エギのフリーフォール姿勢にはシビアだと思うけど、バーチカルエギング（船アオリ）は準備も釣り方も簡単で難しい事をやらなくても釣果はそこそこ、という、まさにものぐさでヘタクソなワタシ向きの深場釣法な訳であります(笑)

やっちゃんへ
この次は3～4sec/mの沈降速度に調整したエギを使ってみてください。
多分乗りが全然違うと思うので。


・・・・・話が脱線してしまった。
そんなこんなで数カ所の根を回りながらイカをポツポツ上げ、９時頃までエギングをやった。
数は出なかったけど今期初のキロアップが釣れたので、まぁエギングは良しとしよう。

次は久しぶりのタイラバに移行したのだけど、この日のマダイは激シブだった。
エソエソカサゴエソタイエソエソフグカサゴエソタイエソエソ・・
くらいのペースでポツポツと釣り、結局マダイは船中４枚、各自１～２枚の貧果に終わってしまった。

いつものやつを釣り上げたやっちゃん



タイラバが不調だったのでちと早いがカワハギに行く事になった。
まず、いつものハゲ釣りの場所まで移動し、ボートを掛けてハゲ釣り開始。
最初は群れを寄せるために撒餌を海底で撒く。
三回くらいベタ底でアミエビを撒いて、釣りを開始するが、今日は全くカワハギの気配がない。
てか餌がちっとも取られない(汗)
この海域はエギングやタイラバが不調だった時にもカワハギだけは外れなしに釣れていたので、こんな事は珍しい。
てか過去最低のカワハギの活性かも～

仕方がないので小移動。
養殖の給餌機が並んでいる所にボートを着け直した。
・・が、ここでも全く釣れない。
結局、カワハギ釣りを諦め、海面直下に湧いている小アジを唐揚げ用に釣ってこの日は終了。


お持ち帰り全体の図




アオリイカ×５　（１杯はやっちゃんに進呈）
マダイ×１
小アジ
サバ


アジは20cmくらい、サバは30cmちょい切れくらいの小物だったが、今回は貧果だった事もあり無理矢理捌いてみた。
今まではアジの皮を剥く方法を知らなくて刺身にするのは最低でも30cm以上のモノだけだったのだけど、少し前に八ちゃんに教えてもらった方法で皮を剥くと、今回こんな小さなアジでも1匹から4片の刺身が取れました。
またそれが結構ウマかったのにビックリです。
八ちゃんていつも上手に刺身作ってるし魚捌くのホント上手です。
ただのスケベオヤジじゃなかったんですね～
このサイズのアジでは食う所は少ない割に手間が掛かりすぎるのが難点だけど、久しぶりにアジの刺身を食いました。
小サバは無理矢理シメサバにしてみたのだけど、こちらもなかなか我ながら上手くできました。

次はもう少し大きなアジが釣れる所に行って、アジ専門で狙ってみようかな。