Blowin' the blues away

いやー、ウクライナが大変な事態になっておりますね。
ニュースもこれ一色で、北朝鮮の発射したミサイルがまるでゴミのように無視されてキム・ジョンウンもさぞかしご立腹なのではないでしょうか(笑)

なぜにロシアはウクライナに侵攻したのか？
色々ニュースを見た限りでは、侵攻する必然性も妥当性もないように思われます。
プーチンもだいぶ歳なので、老人性痴呆とか統合失調症とかの可能性も結構あるんじゃないかなーと思ったりする今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。


えー、昨年末に打ち上げられたジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡（JWST:James Webb Space Telescope)が順調に観測準備作業をこなしているという報告が相次いで、個人的にはワクワクしております。



あれすごいですよねぇ。
宇宙望遠鏡といえばHST(ハッブル)が有名ですが、JWSTはHSTよりどでかい分割式の主鏡を持っており、現在は打ち上げ時に折り畳まれていた主鏡を展開してキャリブレーション作業をしている段階です。
展開後のJWSTの主鏡径は約6.5mで、HSTの2.4mに対して約5倍の集光能力を持っとります。
すごいですねー、5倍ですよ5倍。
集光能力がHSTの5倍ということは、単純計算での観測限界距離はHSTの2倍ちょいあるわけです。

JWSTは遠くの銀河を観測するのに特化した望遠鏡で、主に赤外線を観測します。
可視光ではなく赤外線な理由は、宇宙は膨張しているので遠方の銀河ほどドップラー効果によって光（電磁波）の波長が伸び、放射線は紫外線に、紫外線は可視光に、可視光は赤外線へと変化してしまうから。
地球から観測可能な限界距離付近の銀河は宇宙の膨張によって光に近い速度で地球から遠ざかっており、ビッグバンから少し経った時期の銀河の姿を地球から観測できるので、そのノビノビになった赤外線を捉えてビッグバンの謎に迫ろうというのがJWSTの大きな目的らしいです。

またJWSTはHSTのように地球周回軌道ではなく、太陽と地球の間のラグランジュポイントL2に打ち上げられました。
ラグランジュポイントは互いに回り合う三つの物体の引力と遠心力が釣り合って三者間の相対位置を変えずに周回できるポイントで、L1～L5の合計5カ所が存在します。



L1は太陽と地球の間（ほぼ地球に近いけど）、L2は地球から見て太陽の反対側L1の正反対の角度と位置、L3は地球から見て太陽の向こう側の地球周回軌道付近。
L1～L3までは直感的に釣り合うポイントが理解できるんだけど、L4とL5はぱっと見少々不思議です。
L4とL5は太陽を地球が公転するコース上で太陽-地球-衛星が正三角形になる位置にあって、L4が地球の進行方向側でL5がその反対。
なぜこんな位置で重力と遠心力が釣り合うのだろうと不思議だったけど、よーく考えてみると、太陽と地球と衛星は互いに引力を他の二つに及ぼしながら回転しているワケで、三者の質量中心は太陽の中心ではないからってだけのコトですね。
現在JWSTは予定も前倒しにしてキャリブレーションも最終段階になってるようで、早ければ６月予定が数ヶ月繰り上がる可能性もあるとか。
JWSTの目的であるビッグバンの謎解明には期待度MAXです。

ツマラン記事ですんません(汗)

Lullaby of Birdland / Mariah Carey


年齢を重ねたポップシンガーがジャズに転向するのはよくあるパターンだけど、マライア・キャリーもか。
知らんかった。