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2012年05月31日

Moanin' / Art Blakey and the Jazz Messengers

 

Moanin' / Art Blakey and the Jazz Messengers

Moanin / Art Blakey  and the Jazz Messengers

マイルス・デイビスと並んで、ジャズ界の新人発掘&教育係だったアート・ブレイキーの『モーニン』
このアルバムのタイトルチューン、moanin'は誰でも聞いたことあるんじゃないですかね。
メンバーをゴロゴロ変えたジャズ・メッセンジャーズですが、リー・モーガンがいたこの頃が演奏の内容的にも最も充実しているような気がします。
一連の彼のアルバムは、音だけ聴いてても常に背後に睨みを利かしているアート・ブレイキーが脳裏に浮かんできますね(笑)
どの曲を聴いても「さあ俺の手の平で踊れや小僧ども」みたいな(笑)
グループの中では彼が絶対的存在だったので無理もないと思いますが、もう少し、ほんの少しだけど自己主張を押さえればいいんじゃないかと思う曲もあったりします。
こんな事を書くと、オマエはアート・ブレイキーがわかっとらん!とお叱りが来そうだけど(笑)おじさんの率直な感想です。

親日家だったアート・ブレイキーは、何度も日本に来ており、亡くなる数年前、斑尾のジャズフェスに来たのをおじさんは見に行きました。
その時、ギグのビッグネームは彼だけだったので楽しみにしていたのですが、やはり真夏の斑尾は暑かったのか、それとも既に老人性○○が入っていたのか、息も絶え絶えに口を半開きにしてうつろな目でドラムスを叩いていたのがちょっと痛々しかったです。
もうリズムキープもちゃんとできていなくて、ブレイキーの叩く酔っ払ったようなリズムに他メンバーが合わせるとという老人慰労会みたいなギグだったんですが、聴衆の方は生ブレイキーが見れたのでみんな満足、みたいな和やかな雰囲気でしたね。
「いいんですよ~、あなたがスティック握ってタイコ叩いて音が出れば、それだけでボクらは満足なんです、ハイ」みたいな、実家の爺ちゃんを思いやるような優しいフンイキに満ち溢れておりました。

それから数年後、おじさんは東京から大阪に移り住み、ミナミに安くて小汚くて居心地のいいバーを見つけて足繁く通っておったのですが、ある日そのバーに行ってみるとこのアルバムが掛かっていました。
アルバムが終わるとまた最初から掛けています。
デッキ壊れてんのかな?と不思議に思ってカウンター越しに話しかけると、そこで初めてアート・ブレイキーが亡くなった事を聞かされました。



ジャンル:ジャズ(ドラムス)
リー・モーガン(tp)、ベニー・ゴルソン(ts)、ボビー・ティモンズ(p)
ジミー・メリット(b)、アート・ブレイキー(ds)

1958年 BLUENOTE 4003



万人にオススメ度
 ★★★★☆
カッコイイ度
 ★★★☆☆
飽きない度
 ★★★★☆
ソウルを感じる度
 ★★★★☆
ハズレ曲が無い度
 ★★★★☆
個人的思い入れ度
 ★★★★☆


ベスト3トラック
03 Are You Real?
07 Come Rain or Come Shine
01 Moanin'


youtube試聴はこちら
Are You Real?
Come Rain or Come Shine
Moanin'




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