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2015年06月11日

PEライン大人買い

みなさんはPEラインはどんなのを使ってますか?
ワタシは今までPEラインは全て4本編みの安価なラインを使っておりました。
8本編みのラインがいいというのはわかっていたけど、なんせ貧乏自営業の小遣いが少ない身故「たかが釣り糸に5000円も8000円も出せるかコノヤロー釣具業界の陰謀には絶対に乗せられねー」と思っていたんですね。
出始めの頃の8本編みPEラインはそりゃーもー高かった。高い割に4本編みラインに対してのアドバンテージもあまり感じず、4本でいいじゃんとずっと思っていた。
通常の4本編みラインと強度がそんなに変わらないのに値段が約2倍ほどしていたので、ああいうのはブルジョアの使うもんであってワタシのようなビンボー人は使っちゃいけないもんだと思い込み、それっきり8本編みラインは購入対象から外していたんです。
ところが数年が経ったある日、フト通販サイトで8本編みのラインの値段を見たら、どえりゃー安くなっているではないですか。
強度も初期の8本編みラインとは比較にならないほど上がっている。
もうこれは買ってもいいよねってコトで、先日のこと、ついつい大人買いしてしまいました。

PEライン大人買い


ゴーセン ドンペペ 6本
 0.6号 150m 14LB ×2 →エギング
 0.8号 150m 16LB ×1 →エギング・ショアからのミニジグ
 1.0号 150m 20LB ×1 →タイラバ
 1.2号 150m 25LB ×1 →タイラバ・ジギング
 1.2号 200m 25LB ×1 →タイラバ・ジギング

ラパラ ラピノヴァ 1本(4本編みライン)
 0.3号 100m 7.2LB →アジ・メバル・マツイカエギング用

頭に血が上って大量に買ってしまった。
こんなに買うこたーなかったんだが(汗)

早速リールに巻いてみた。

PEライン大人買い

エギング用のリール2つにはドンペペ0.6号に2号リーダーを、小物用のリールにはラピノヴァ0.3号に1.5号リーダーを巻いた。
ドンペペの方は今まで使ってきたユニチカの0.6号とほぼ同じ太さだが、ラピノヴァの方は・・・うーむ、これなんか太いんでないかい?(汗)、ホントに0.3号なのか???
ユニチカのエギング用ラインで一番細い0.5号とあんまし変わらないような気がする。
このラインは失敗したかも~


ナイロンやフロロカーボン等のモノフィラメントラインの場合はおおよそ号数×4lbで計算しても大体正確なのだけど、PEラインには今まで明確な規格がなく、メーカーの言ったモン勝ちの状況がしばらく続いており、釣具屋でラインのポンド表示を見て「おぉこれは強いんでないかい?」と思って買って帰り、いざリールに巻いてみると、明らかに表示号数よりも太かったりする。
「強いはずだよ太いんだもん・・・」と思った事はみんな結構経験あるんじゃないでしょうかね(笑)

まず、太さに関しては数年前に業界の勧告としての文書(PE糸の太さ標準規格)があるが、これはあくまで勧告であって、守らないと販売できないというものではない。
また、この規格を守ったとしても、太さの許容誤差が結構大きい。
1号のラインであれば、次の段階(1.2号)の標準値ギリギリまで太くしても1号を名乗れるし、2号のラインであれば2.5号ギリギリまで迫っても規格的にはOKなワケで、おそらくこの規格は業界の要望や慣習と規格化を進めようとする思惑との売り手目線での妥協点なのだろうけど、使用者の目線で見ればこんな規格はザルとしか言いようがない。
規格はもっと厳格に制定し、それに準拠できるメーカーが誇りを持って表記できるようにしないと意味がないだろう。
これでは市場の混沌も収束しないし正直なメーカーが廃れていくだけだ。

次に、ラインの強度表示に関しては、lb(ポンド)で表すのが一般的だけど、そのポンド表記にしても、lb・lbs・lbc・lbt の4種類がある。
まず 『lb』 または 『lbs』、これは単にポンドの意味で、ほとんど全てのメーカーが、そのラインの一番強い部分の強度を表記する。
ごく一部のメーカーは平均強度で表記しているけど、大部分のメーカーが書いているのは最高強度の数値だ。
次に 『lbc』 は、ポンドクラスと読み、この数値以上の負荷を掛けると絶対に破断する、というもので、もちろんそれ以下の負荷でも破断する可能性があるので、要するにlb(s)とほぼ同じ意味だ。
なぜこんなアホな単位があるのかというと、IFGAかなんかの魚種別記録がラインによってランク分けされているかららしい。
●●ポンドクラスのラインでのイエローフィンのオフショア記録は●●cm、とかやってるワケだ。
だからこんな定義の単位が存在するらしい。
最後の 『lbt』 は、ポンドテストと呼ばれ、この負荷では破断しないことを保証する、という意味合いだ。
これは似ているようで大きく意味が違う。

文章にするとイメージしにくいので、もう少し具体的に書くと、
一本のラインには太さや編み込みのムラがあり、例えば100mラインを買った場合、20m付近はいちばん強くて20ポンドに耐えるけど、60m付近は一番弱く14ポンドしかなかったりする場合がある。
そして、この場合のそれぞれの強度表記は以下のようになる。

lb = 20
lbs = 20
lbc = 20
lbt = 14

また、もう少しムラのあるメーカーで、最高強度が22lb最低強度が12lbだったりすると、

lb = 22
lbs = 22
lbc = 22
lbt = 12

になってしまう。
同じラインなのに単位によってこれだけの差が出てしまう。
もちろん実際の釣りでラインが切れるか否かにかかわる数値はlbtの数値なので、lb・lbs・lbcでのメーカーの強度表記は全くアテにならない。
しかも、やろうと思えば強度を胡麻化し放題だ。
この三つの単位はメーカーの良心に任せた単なる目安としての数値でしかない。
だから、少しでも強度を高く見せたいメーカーにとってはlbtを使う事はまずあり得ない。あるとしたら、それは良心的なメーカーであり信用がおける・・・・・というような話を昔どこかで見たので、ワタシはlbt(ポンドテスト)表示のユニチカのラインをずっと使ってきた。
ユニチカのラインは太さも強度もかなり正直な印象でお気に入りだったのだけど、4本編みラインの宿命か、強度的にはやはり弱い。(他メーカーの同じ太さ(表示ではなく実質的な同じ太さ)の4本編みに比べると優秀だけど)
ワタシが今まで愛用してきたエギング用ライン、ユニチカの 『エギングスーパーPEⅡ』 の場合だと、0.6号が8ポンドテストなのでフロロカーボンの2号とほぼ同じ強度であり、そのまま2号をリーダーにすると根掛りの際にはリーダーとPEの結節部から切れる可能性が高い。
だからユニチカの0.6号にはリーダーは1.7号または1.75号を使っていた。

でも、リーダーがこの太さだと、根掛りしたときにホントよくエギがなくなるのよね~(笑)
リーダーは残るのだけど、エギとリーダーの結節部で切れる。
まぁ、切れる場合はもちろんその部分で切れて欲しいんだけど、1.7号しか使えないからラインの絶対強度が足りないワケだ。
PE0.8号にリーダー2号を使う場合に比べ、根掛り時のエギ回収率は60~70%ではなかろうか。
飛距離と風による糸ふけや潮切れを考えると、0.8号より0.6号の方が明らかに使いやすいので今まで0.6号をメインで使ってきたのだけど、根掛かりした時のエギの回収率だけが不満だった。

今回購入したドンペペ8の0.6号は14lb表記だけど、もちろんこれは最高強度なので実際の強度はそれ以下だ。
lbtにしたらどのくらいあるのかな?10lbtくらいはあるんだろか?
12lbtあったらサイコーなんだけどな~
もう少し経ったらリーダーを2号と2.5号の両方を付け替えながらチェックしてみようと思う。


※あ、そんなに細くて強いのがいいのならEXXAを買えばいいんじゃないの?という意見は却下です。
あれは耐久性がイマイチらしいし、何より高すぎ(笑)


【追記 某月某日】

PEラインの強度がぐんぐん上がっている今日この頃、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
数日前、アマゾンを見てるとユニチカから『エギングスーパーPE3』というのが出てるのを見つけました。
0.6号で強度4.8Kgだそうな。
1lb=0.4526Kgなので、ポンドに直すと10.6lbsの強度がある。
しかも安い。
0.6号150mが送料込み1200円ちょいだった。
前モデルの『エギングスーパーPE2』が0.6号で8lbtだったので、素材が変わって強度アップしたんかいなと思ってワタシは即ポチりました。
なんつったって表記が信頼できるユニチカのラインだもんね。

んで、ブツが今日届いたんですが、パッケージをよーく見ると強度の表示4.8Kgの下に小さい文字で[MAX]の表記が・・・
ユニチカのラインはずっと[TEST]表記だったのにこのラインは[MAX]表記。
最高強度の表記に代わってました。

[TEST]表記は
この重さでは切れない事を保証する。
という意味だけど、
[MAX]表記は
ラインの最高強度はこの重さだけど、
運が悪けりゃ(てか大抵)それ以下で切れるよーん。

ホントは何ポンドかなんて知らないよーん。
という無責任な表示だ。

いやー、ガッカリでしたね。
ユニチカが他の有象無象のメーカーと同じような無責任な表記に変えてしまうとは・・
これに気づいてたら他メーカーのライン買ってたよ。
さようならユニチカ。







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この記事へのコメント
こんにちわ

私もゴーセン ドンペペ8の愛用者ですよ!
ちょっと安い200メーターを買って半分ずつ巻いております (*´∀`*)
ホームセンターで買ったエーゼットのシリコンスプレー400円くらいを
吹き掛けたらライントラブルもありません
Posted by 釣りキチみつ釣りキチみつ at 2015年06月11日 18:39
よく調べられて、素晴らしい!
ラパラは最初はいいんですが、チョット時間がたった
時、色あせて腰がなくなるので、使うのやめました。
今はヨツアミの8本編みを使ってます。
Posted by 八ちゃん八ちゃん at 2015年06月11日 19:46
釣りキチみつさん

おぉ、同じラインを選びましたか。
もしかして思考回路が似ているのでしょうか。
それとも赤い糸で繋がっているのでしょうか。
後者でないことを祈ります(笑)

シリコンスプレーは私もホームセンターのを愛用しとります。
釣具屋のはどうしてあんなに小容量でクソ高いんでしょうね。
Posted by ROYROY at 2015年06月12日 13:52
八ちゃん

そうですか、ラパラはイマイチですか。
巻く時に「不自然なコーティングだなー」と思ってたんですよね。
アジやメバルに極細PE使ってるヒトって一体何使ってるんでしょう?
いいのがあったら照会して欲しいっす。
Posted by ROYROY at 2015年06月12日 13:54
↑↑↑

DUELのHARDCOREの4/8が安くて良いらしいよ!
名前でどこかのエロ親父が釣れそうですが‥(爆)
Posted by 釣りキチみつ釣りキチみつ at 2015年06月12日 16:18
ホントに何が良いかは闇ですね。
同号数でもメーカーによって太さが違ったりしますから。
私もよつあみのX8を使ってます。
理由は同じ太さ(表示)で強度が一番だからです。
ネットショップで300mが3600円位です。
信じるものは救われる。(爆)
Posted by 酒ちゃん酒ちゃん at 2015年06月12日 19:54
釣りキチみつさん

duel のハードコアって0.3号売ってるんですか?
amazon見たけどありませんでした???

あと、そんなに自分の事をエロオヤジだと宣言しなくても・・(笑)
みんなわかってますから(笑)
Posted by ROYROY at 2015年06月16日 16:29
酒ちゃん

昔に比べてだいぶんマシになったとは言え、ラインの太さはメーカー間で結構差がありますね。
ワタシが今までで一番ビックリしたのは5年前くらいのダイワのラインです。
ジギング用に3号を巻いたんですが、
どう考えてもナイロンラインの4号以上の太さがあって、計算して下巻きをしたスプールに全然収まりませんでした。
よつあみですか~
ちと調べてみます。
Posted by ROYROY at 2015年06月16日 16:31
 
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