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2012年09月18日

先日、古くからの同業者Tと半分仕事絡みの飲み。
Tからの電話を受けた際、なんだか深刻そうな口ぶりなのに要件がイマイチはっきりしなかったので、とりあえず会って話を聞くことにしたのだけど、会って顔をつき合わせて話を聞いてみると、要は俺に対するお願いだった。

しかし、なんとなく話に整合性がない。
何に困ってのお願いなのかが釈然とせず、また、それを俺が受けることによって何のメリットを得ようとしているのかがイマイチ腑に落ちず、何か嘘ついてるか何かを隠したままで都合のいい事だけを選んで口に出している印象を受けた。
なので、返事はとりあえず保留(笑)

状況を洗い浚い話して「困ってるから助けてくれ」と言われれば、こっちも一方的にリスクを背負ってでも動く気になれるんだけどな。
でも、嘘つかれたままでは、それはできない。
奴も自分が不利になると思っての事なんだろうけど、古くからの知り合いで、今までどういう仕事をしてきたのかも知っているし、状況的になぜそうなっているのかくらいは同じ業界だから容易に想像はつくのに・・・

また、数カ月前には別の同業者ともヒリヒリするような腹の探り合いの酒席があった。
そいつも古い知人かつ俺と同業。
狭い地域の狭い業界で同じ様な事をしているため、ある物件に同時に営業をかけたりする事が今まで何度かあった。
昨年の年末、俺はある人から紹介されてある会社に営業を掛けたんだけど、同時にそいつが営業をかけていて、俺の見積り金額を何らかの方法で入手したのだろうが、それより僅かに下回る金額を出したようで、結局その仕事はそいつに取られてしまった。
その事は他の同業者経由で別ルートから確認したので、それを俺が知っているということはそいつは知らない。
酒の席で、「俺◯◯に営業してたんだけど取れなかったよ、あそこは結局どこが取ったんだろうな?」とそれとなく聞いてみると、知らないとのこと。
え?知らない???おまえんちだろ?
俺に引け目がなければ「あーあれはウチなんだ」と正直に言うだろうし、もうこれは自白したようなもんですな(笑)
同業者からの情報通り、そいつが俺の見積内容を知っていて、それに対抗してきた事がほぼ確定(笑)
少し前には、そいつのやや無理な頼みも時間を割いて無償で手伝っていたのになぁ・・・とか思いつつマズイ酒を飲んでいると、腹立ちとともに少々落ち込んだ。


昨年から今年初頭にかけて、周囲の人から厳しい嘘を吐かれる事が連続していて、ここんとこ軽い人間不信に陥っていたのが治ってきたかな・・と思った矢先に今回の知人の嘘発覚で人間不信がやや再発しちまった。

嘘は押しなべて悪い事だなんて言うつもりはない。
嘘にも色々種類があると思う。
まず、形骸的観点から嘘を分類すると、ある事実があり、その事実に反する嘘というのがある。
本当はこうなんだけどこの人にはこう言っておこう、と言う嘘。
もう1つは、脈絡もなく存在しない事実を述べる嘘。
この2つに分類できる。
後者の方は、これは自分を誇示したかったり空虚な自己顕示欲が口に出させる嘘であって、対人関係における信頼関係にはあまり影響を及ぼさないように思う。
大抵は相手がそういう人だと気づくもんだしね(笑)
問題があるのは前者かな。

次に、嘘をつかれた側の心情的な観点(多分に俺個人の心情的観点だけど)で分類すると、いい嘘、悪い嘘、許せる嘘、許せない嘘、という4つがあるように思う。
いい嘘と許せる嘘、悪い嘘と許せない嘘、というのはニアリーイコールではあるけど、同一ではない。

『許せる嘘』・・・これは相手の事を考えて、例え結果が思わしくなくても、相手に良かれと思って吐く嘘ですな。そしてそれに結果がついてくるようなら『いい嘘』に昇格。
自分の利益は考えないで、相手の事を思いやってつく嘘。
これは、自分の望みと違っても、相手の気持に素直に感謝できると思う。
一例を挙げれば、ガンの告知。
告知するか否かには賛否両論があるだろうけど、告知をすれば本人の生きる気力が著しく低下するのが明白、などというケースでは、嘘をつくのは正しい行動だと思う。
最近の病院では無条件で告知をするのが当たり前のような風潮があるけども、あれは病院側の責任逃れが形を変えたものでしかないと思っている。
まあ、告知をしたほうが後々の治療がやりやすくなるという側面は確かにあるけどね。
告知に関しては、基本的には個々の患者を判断し、また患者本人や家族の意向も尊重し、個別に対応すべき問題だと思う。

『許せない嘘』・・・これは、この人にはこう思ってもらいたい、事実を言うよりもこうだと思わせておいたほうが自分にとって得だと思った時、かつ、バレないだろう、もしくはバレても構わないという気持ちがある時につかれる嘘。
嘘をつく人が、主に自分の利益のためだけに口にする嘘。
自分が、立場的・精神的・金銭的に損をしたくない。裏切りを隠したい。良い人だと思われたい・・・etc
概して、この手の嘘をつく人と自分の関係は、利益がトレードオフの関係であることが多く(自分は気づいていなくても相手はそう考えている)、その利益の分水嶺をこちらに押しやるために嘘をつかれる。
こういう嘘は、ちょっと許せない。
親しい(と自分で思っている)人ほど許せない。
まあ、結果的に『親しい』と思っていた事が自分の勘違いな訳だから、怒りの矛先を自分に向けるしか無くて自己嫌悪に陥る、という自己完結型の怒りなので周囲に迷惑をかけることは無いのだけど(笑)
無論、ビジネスの場ではこうした事はしょっちゅうだ。
みんなカネを稼ぐために、情報を集め、客に取り入り、ライバルを蹴落す作戦を練る。
これは普通の営業行為であって、それに大なり小なり心理的ダメージを食らうのは俺が甘ちゃんなせいだ。
まあ、ぶっちゃけこんなのは日常茶飯事なので、心に深い傷を負ったりはしない。
その知人に対しても、認識を改めてこれから付き合うだけだ。

しかし、プライベートでこれをやられると俺はかなりヘコんでしまう。
ヘコむ度合いは嘘の大小(これもへんな表現だけど)に比例はしていなくて、相手がその嘘をつく際に自分の事をどう見ていたかによる。
ムシケラの如く思ってないとこんな嘘つけないよな・・・、とか思っちゃうと、マリアナ海溝よりも深く落ち込んでしまう。
自分の利益だけを考えての嘘。
自分がたった1の利益を得るために、相手に100の不利益を与えるような嘘。
これを平気でつける人間が世の中にはいる。
この酒席の後でそれを思い出した。
こちらが全てオープンに、弱みも含めて全て晒しているのに、自分は殻に閉じこもったままで、自分の利益しか考えてない嘘、相手に与えるダメージを全く考えないで嘘をつく人間。

その嘘をつかれた人間とは約10年間の腐れ縁で、仕事関係ではなく完全なプライベートの関係だった。
そして、そいつにつかれた嘘というのは、どう考えても俺がそいつに抱いていた親近感を保持したいだけの嘘だった。嘘つかずに正直に言えば俺が味方じゃなくなるから、という理由だけで事実と反する嘘をつかれたわけだ。
その事実が予めわかっていれば、俺はそいつに対する認識を改められて、その後の行動も修正できて不利益を被ることはなかったと思う。
第三者が見れば取るに足らない嘘かもしれないけど、その時の相手の自分に対する考えが透けて見えたようで、俺はどうにも許せなかった。

その嘘にある理由で気づいてからはしばらく悩み、相手にカマ掛けて確認をしてみた。
すると、俺が知っているはずがない、と奴が思っているであろう事は、相変わらず嘘八百の弁明をする。
「あーこりゃもうダメだ、こいつ誤魔化すばっかりじゃん。こんな嘘をつかれる友達なんて、ありえないわ。」そう思ったね。

結局そいつとは縁を切ったのだが、こんな風にバッサリと縁を切るから俺は友達が少ないんだろうなあ(笑)
でもいいや、上辺だけの友達なんていらないし、友人は少数精鋭主義で十分だ。

俺は簡単に人を信用しすぎるのだろうか?
人を簡単に信用する割に度量が狭いのか?

・・・まあいいか。
あーしかし嫌なことを思い出したもんだ。
くそ、ビールでも飲むかぁぁぁ



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