ショアラバ作成

ROY

2019年05月20日 13:56

こんちわ

いやー、昨日の井上尚弥vsエマニュエル・ロドリゲス戦、すごかったっすねー。
ライブで見たヒトいます?
昨日の日本時間午前5時過ぎに英グラスゴーで行われたWBSSバンタム級準決勝。
井上は2ラウンド目にロドリゲスから3度のダウンを奪い、TKOであっさり勝ってしまいました。
圧巻だったのは1度目のダウン。
ロドリゲスの右手のガードの内側に左手を入れて外側に弾きつつ、右のフェイントとほぼ同時に放った左のショートフックがロドリゲスの顔面にクリーンヒット。



あれ完全に狙ってましたねー。
1ラウンド目は井上にしては妙にフック気味に横から振り回す大振りのパンチが多いなと思ってたんですが、あれきっと見せパンチで、相手との距離感を掴みつつ注意を左右の外側に向けておいて、2R目であれをやるつもりだったんでしょう。
あのパンチは井上がスーパーフライ級の時にリカルド・ロドリゲス戦で見せたフィニッシュブローによく似ています。
普通はあの体勢からダウンを奪えるほどの威力を持ったパンチは打てないんですが、いやーサスガです。
腰の回転を十分に乗せてムチの先のように短く鋭く突き刺すあのブローは井上にしか打てません。
久しぶりにアドレナリンが出た試合でした。

井上の次の試合であるWBSS決勝の相手は、ノニト・ドネアです。
フィリピーノ・フラッシュ(フィリピンの閃光)と言われる5階級制覇を成し遂げたボクシング界のレジェンド。
少し前までフェザー級まで階級を上げてたんですが、今回2階級下のバンタムにまで落としてWBSSに参戦。
昔のドネアはそりゃー強かった。
どれくらい強かったと言うと、日本の有名ボクサーを引き合いに出してみると、辰吉丈一郎をウィラポンが破り、そのウィラポンを長谷川穂積が破り、長谷川をモンティエルが破り、そのモンティエルを左フック一発で頭蓋骨陥没骨折&失神させたのがノニト・ドネアです。
こう書くとドネアのイメージ湧くでしょうか。
でも、そのドネアももう36歳。
ボクサーとしてはもう体が動かなくなってくる年齢なので、井上との決勝戦は新旧のスターがバトンを渡すような試合になると予想しています。

しかし今回のWBSSバンタム級はちょっと水を注された感がありましたね。
WBCがなかなか王者決定戦をやらずにWBC王者は空位でWBCからは不参加。WBSSの組み合わせが終わった直後に王座決定戦をやって、ウーバーリが王座に就きました。
海外サイトの情報を総合すると、WBCは本部がメキシコで、メキシコ人のルイス・ネリをどうしても王者にしたいようなんですね。
ネリが順当に勝ち上がって王座に就くまでに井上がWBC王者になっていると困るっぽい。
ルイス・ネリといえばドーピングとウェイとオーバーで山中慎介を引退に追い込み、JBCからは日本国内で試合をすることを許されていない悪役ボクサーですが、WBCはどうもこのネリが大好きみたいです。
で、WBCが不参加となり、WBA,WBO,IBFの三団体で井上尚弥が三団体統一王者になるかと思いきや、まず一回戦でWBAスーパー王者だったライアン・バーネットが試合中に腰を負傷したという理由で途中棄権しトーナメントを去ります。
WBAのルールでは、4回までに偶然の怪我による試合続行が不可能な場合は無効試合になって王座の移動はない事になってますが、バーネットはもしかするとこれを狙っていたのかもしれません。
腰を痛めたアピールをして膝をついた後、4R終了のゴングが鳴るまでロープに追いやられてドネアのラッシュを受けたんですが、その時の動きは腰を痛めた人間のそれではありませんでした。
ワタシは「これ仮病やん」と即座に思いました(笑)
結局偶然の怪我扱いにはならず、バーネットが保持していたスーパー王者は相手のドネアに移動したものの、「バーネットはあの怪我さえなければ勝てたかもー」という妙な含みを残して終わったため後味の悪い試合でありました。
ワタシが見た限りでは、あのまま試合続行していたらドネアの勝ちだったと思います。
おそらくですが、とりあえずドネアと数ラウンドやってみて、負けそうだったら仮病棄権する、という青写真が頭の中にあったのではないでしょうかね。
バーネットはあの時点で指名試合から逃げられる期限が迫ってましたし、WBSSでベルトを失わないためにはドネア・ロドリゲス・テテ・井上の頂点に立たなけりゃならない。
どっちみちベルトを失う確率99%くらいの立場に追い込まれてたので、『不運な負け方』を選んだんじゃないかなーと思いました。
そのほうが律儀に試合やって負けるよりイメージ落ちませんしね。

んで次はWBO王者のゾラニ・テテが二回戦の直前に練習中に肩を負傷したという理由で試合そのものを棄権し、WBOのベルトを保持したままトーナメントを離脱しました。
まぁ、今回のトーナメントでは井上が圧倒的本命になっていたし、老いたとは言えレジェンドのドネアとWBSS本命の井上の二人に勝たないとベルトを失ってしまうので、このままトーナメントに残ればほぼ確実に王者の肩書を失ってしまう。
おそらくテテは考えたんでしょう。
そうだ(ピコーン!)怪我したことにして棄権すればいいんじゃね?
WBSSはWBOの指名試合じゃないから試合そのものを棄権してもベルトは取られないじゃーん。
・・・と、こういう計算があったんじゃないでしょうかね。
まぁ、もしかするとホントに怪我したのかもしれないけど、状況を考えるとベルトを守るために棄権した確率90%くらいに思えます。
普通のボクサーの調整方法なら試合1週間前というと怪我するようなハードワークはせずウェイト調整の最終段階ですからね。
それと、テテは毎回口では大きい事言ってるんですが、井上絡みの試合から逃げたのはこれで二度目で、海外のサイトではチキンだのケツの穴野郎だの牛のションベンだの罵詈雑言に晒されております(笑)
でもこれは状況的に仕方ないっすね。
また、WBSS以前に井上とテテは同じ選手(オマール・ナルバエス)と対戦してますが、井上が2RでKOしたのに対し、テテは12Rまでかかっての判定勝利です。
まぁ、実際の試合には運もあるし相手との相性もあるので一概には言えませんが、両者のナルバエス戦を見た限りでは井上の方が実力はだいぶ上なのは確実で、テテもナルバエスとやってみてそれを自覚してたはず。
もしかするとナルバエスというモノサシがなければテテは勝つ気満々でトーナメントに残ってたかもしれませんね。

井上陣営にはWBSSが終わった後でWBCのウーバーリとWBOのテテに試合を持ちかけてみて、状況を逐一公表してほしいもんです。
ウーバーリはともかく、テテはどうせまた法外なファイトマネーじゃないとやんないと言って逃げそうな気がしますが(笑)
WBSS運営も次回はもう少し考えて、一旦トーナメント表に載ったボクサーが逃げたら大損こくような契約にしないとダメでしょうなぁ。



・・とまぁボクシングの話題はこれくらいにして、今日は仕事もせんとショアラバ作ってました。



8号の舵付きオモリを使って固定式で作成。
岸からぶん投げるショアラバは誘導式だと着水時にフックが絡む確率が高くなるのでムリヤリ固定式にして、オモリの向きもオフショアとは逆にして(てかこっちが本来の向きだけど)斜めに引くと根掛を軽減すると同時に浮き上がる方向に。
近いうちにこれで釣ってみようと思います~



Get in the ring / Guns N' Roses




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