最近読んで面白かった本

ROY

2019年03月17日 00:27

今年に入ってから読んだ本の中で、面白かったのを紹介します。
この二冊は時間を忘れて一気に読みました。


言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) 新書
橘 玲 (著) ISBN-13: 978-4106106637



【出版社の内容紹介】
この社会にはきれいごとがあふれている。人間は誰しも平等で、努力すれば必ず報われ、〝見た目″はそれほど大した問題ではない――だが、それらは絵空事である。往々にして、努力は遺伝に勝てない。知能や学歴、年収、犯罪癖も例外ではなく、美人とブスの「美貌格差」は生涯で約3600万円もある。また、子育ての苦労や英才教育の多くは徒労に終わる……。進化論、遺伝学、脳科学の最新知見から、人気作家が次々と明かす「残酷すぎる真実」。読者諸氏、遺伝、見た目、教育、性に関する、口には出せない「不愉快な現実」を今こそ直視せよ!


【読んでみて一言】
バカは遺伝するとか精神病は遺伝するとか、誰もが薄々知っているけれど、公言するのはタブー視されている事柄に触れて触れて触れまくっている本です(笑)
こういう事は流布しないようにするのが現代社会の良識(と言われるもの)になっているので、素直に生きてる人の中には知らないヒトも多いんじゃないかなぁ。
この本に書かかれているような内容が社会の共通認識になってしまうと、昔むかしに封殺された民族衛生学的な概念が再燃するかもしれないという危惧さえ抱かせるヤバい本(笑)
統計処理的に?と感じる所がほんの僅かあるような気もするけど、基本的には確固たるエビデンスに基づいた論理的な解釈がなされています。前半は万人受けするキャッチーな内容で、後半は社会学的問題に良識や常識に囚われず切り込む遺伝学的考察がメイン。
何故女性のウェストは細い方が魅力的に見えるのか、という内容があるんだけど、この理屈は今まで思いつかなかったわー。なるほど納得!


小野田少尉との三ヵ月「幻想の英雄」
津田信 (著) amazonのkindle本 



【出版社の内容紹介】
 津田信は、1974年5月から7月の3ヶ月間、28年ぶりに帰還した元日本兵小野田寛郎と共同生活をし、その手記「戦った、生きた」を『週刊現代』に連載しました。これは、のちに『わがルバン島の三十年戦争』と改題されて、講談社から出版されました。
 しかし、この手記は、真実を歪めて書いたもので、その罪の意識から、津田信は、3年後の1977年6月に、手記代筆の真相を暴露した書下ろしノンフィクション『幻想の英雄-小野田少尉との三ヵ月』を(図書出版社から刊行しました。


【読んでみて一言】
タイトルそのまんまの内容です。
元々はyoutubeでこの動画を見てから
20170304 ETV特集「小野田元少尉の帰還 極秘文書が語る日比外交」/小野田寛朗
小野田寛郎さんに再度興味を持って、情報を補完するために読んでみました。
彼は終戦を知りながら何故出てこなかったのか。
何故ルバング島の住民に嫌われていたのか。
日本に帰った時に当時の厚生省は何故事実を隠したのか。
遥か昔に感じた漠然としたギモンがこれ読んで氷解。


Sweet Love Of Mine / Jackie Mclean



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