日野皓正ビンタ問題に思う

ROY

2017年09月04日 00:57

コトの概略はいろんな所に出てるので、それは省略して今回はワタシの思った事だけを書いてみます~

参考URL
日野皓正“ビンタ騒動”の男子中学生が父親とインタービューに答え「多くの人が誤解をしている」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170902-00000176-sph-ent
【動画】日野皓正の中学生体罰 動画をズームしてみると分かる 往復ビンタの真相
https://www.youtube.com/watch?v=W-FuyECRIUM&t=83s


色んなサイトや動画を見て思ったのは、まずドラムスの男の子が曲全体のバランスやバンド全体の事を軽視していたのは間違いない。
しかし、それを解らせるためにあの状況でのビンタは適切だったのだろうか?

途中でソロを止めさせられた男の子にとっては、何がいけなかったのか理解できなかったのではないか。
スティックを取り上げビンタをして強制的に止めさせるよりも、自分の感情の盛り上がりのままに延々とソロをやらせてメンバーも観客もそれについて来ず、シラケたムードが漂い始めてそれを本人が感じる事によって初めて自分の間違いに気づくのではなかろうか。
どっちみちビンタをした時点でそのセッションは事故終了になるんだし、どうせ終了になるのならあのまま演奏を続けていたらどうなったのかを自分の耳と目でしっかりと確認させた方が良かったと思う。

この騒動に対し、男子中学生の親は「適切な指導だった」という意味合いのコメントを出しているが、もしこれが名の知れた日野皓正ではなくてその辺の中学校の音楽教師ならどうだったか。
このコメントの裏には日野皓正のネームバリューを利用できなくなったら困る、という打算があったのではなかろうか。
また、日野皓正自身が聴衆を軽視していたのもほぼ確実。
日野皓正がビンタをした背景には、そのバンドでは絶対的な存在である自分に対する自己愛と傲りが少なからずあったものと思われる。
「この俺が教えてやってるんだ、メンバーは俺の言うコトには絶対服従しなけりゃならないし、聴きに来た客がどう思おうとしったこっちゃねー。」
こう思ってないとこんなことはできない。
練習中ならいざ知らず、本番の演奏中で聴衆の前だからね。

元々ジャズは個人プレイの集まりみたいな一面があって、最初にテーマとなるフレーズだけがあり、演奏が始まるとプレイヤー同士のインタープレイによってどう転ぶかわからないというのもジャズの魅力の一部のはずだ。
リーダーの思い通りに演奏しなかったら聴衆そっちのけでメンバーにビンタを食らわしに行くようなセッションって、それはもうジャズとは言えないだろう。


ま、ぶっちゃけて言うとワタシは日野皓正って演奏歴が長いだけでパッとしない単なるペット吹きのオヤジにしか見えないっす。
昔から曲もフレーズも正直ダサいしね(笑)
今回の件でさらにどうでもいいオヤジに昇格。

あ、ムスコの日野賢二は結構好きなんだけどね。

TetsuJino - Brotha

左が日野賢二


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