Blowin' the blues away

amazonで買い物するついでに多機能ペンをいくつか買ってみたので比較インプレッションを書いてみようと思います。
こんなのに注目する人はほとんどいないだろうという隙間産業的な記事なんで、たぶん読んでも面白くないっす(笑)


ここで多機能ペンと書いているのは、ボールペンとシャープペンシルが一緒になった奴の事で、古くは「シャーボ」という商品名で売ってたアレの事ですね（今も売ってるのかしらんけど）

今回買ったのは以下の４本





■ぺんてる 多機能ボールペン ビクーニャEX XBXW1375A ブラック
購入価格（送料込み）￥669-



Amazon's choice（amazonおすすめ商品）になってたので買ってみた。
外観はそこそこの高級感があり、大事な商談で人前に出しても恥ずかしくないレベル。
先を切り替える際のクリック感はあるが音はほとんど出なく、内部機構の精密さが伺える。
重心が中央付近にあり、持った時のバランスはかなりいい。

ボールペン部分はややインクの出が多く、細かい図形を書いたりするのには不向きだが、インクが良く出るのでほとんど筆圧を掛けなくても文字が掠れることはなく、万年筆っぽい書き味でこれはこれで良し。

シャープペンシル部分は可もなく不可もなし。
普通の多機能ペンのそれ。



■プラチナ万年筆 多機能ペン ダブル3アクション ブラック MWB-1000C#1
購入価格（送料込み）￥820-



どこかの有名万年筆メーカーのデザインに酷似している(笑)ので買ってみた。
外観は結構高級感があり、パッと見てこれが1000円以下だと見抜ける人はかなり少ないのではなかろうか。
しかし、ペン先を切り替える音が結構大きく安っぽいので使ってたらバレる可能性大(笑)
また、重心がかなり上の方にあるので実際手に持って文字を書く時のバランスは悪い。
この部分は人によっては不快なレベルかも。

ボールペンはインクの出がやや多く、これも万年筆っぽい書き味で、上記ビクーニャよりはほんの少し出るインク量は少ないかな。

シャープペンシル部分は可もなく不可もなし。



■三菱鉛筆 多機能ペン ジェットストリームF 2&1 ルミナスブラック MSXE370105.24
購入価格（送料込み）￥509-



これはボールペンの芯がかなりの高評価だったので買ってみた。
外観は、ほとんど全てがプラスチック製で、正直に書くとかなり野暮ったい。
安いにしてももう少しデザインを考える余地があるんじゃないかと思うくらい。
持った感じはごく軽く、モロにプラスチックの質感。

ボールペンは、確かに出るインクの量がちょうどいい感じで、どんな曲線を書いても掠れたりインクの玉が出ることはない。
極小の文字をボールペンで書く人にとっては最高のブツで、さすがに高評価を得ているだけの事はある。
ただ、ちょっとペン先に特徴があるのか、繊維が粗い紙に書くとゴロゴロ感が少しあるのが残念。

シャープペンシル部分は正直いただけない。
本体をねじってボールペンとシャープペンを切り替えるのだけど、その回転に不必要な段階的クリック感があり、中途半端な位置で止まっているとシャープペンシルの芯を出すためのノックができない。
ボールペンの方は芯さえ出ていれば書けるのでこれはまあいいんだけど、シャープペンシルを使う場合には目で見て正確に印に合っているかを確認する必要があり、これはかなりのストレスになると思う。
なお、消しゴムはついてない。

【追記　某月某日】
黒のジェットストリームがなかなか良かったので、4C規格の他のボールペンの替え芯をジェットストリームに替えようと思って替え芯（SXR-200-05)を買った。
でも、黒はまぁいいんだけど赤が全然ダメ。
ペン先端のボールが全く回転しなくて色が出ない事があり、ネットであそこまで高評価を得ているのが信じられないレベル。
あれもしかして、三菱社員のステマなんじゃなかろうか？
ゴロゴロした書き味だったのも、先端の金属球の精度が悪いからなんだろう。
あれなら中国製5本100で売ってるペンとかわらんよ。
ジェットストリームはもう買わない。



■トンボ鉛筆 多機能ペン 2&S+消しゴム MONO モノグラフマルチ ブラック CPA-161C
購入価格（送料込み）￥500-



デカい消しゴムがついてたので買ってみた。
外観は値段相応の安っぽさで、下手に高級感を出そうとしてないところに好感が持てる(笑)
消しゴムは長い円筒形のやつを捩じって出す構造になっていて、普通のシャープペンシルや多機能ペンについている消しゴムの10倍くらいは使える量だ。
　
ボールペン部分は三菱ジェットストリームによく似た感じでインクの無駄な出もないし、掠れることもない。
粗めの紙に書いた時のゴロゴロ感もないので、これはなかなかいい感じ。
消しゴムで有名なメーカーだけあって大きい消しゴムがついているのが何よりいい。
交換用消しゴムも安価に売っているので、かなり実用的な商品と言える。
短期出張とかならペンはこれ1本で大丈夫かも。
唯一の気に入らない点は、シャープペンシルとペン先の穴の隙間が大きくて、文字を書くときにグラグラしてるのが不快なこと。
まぁ、多機能ペンなんだからグラフペンシルみたいなキッカリした書き味は求めてないけどね。


えー、今回同時に4本触ってみての統括的な印象としては、壊れたり無くしてリピートするならば、ぺんてるのビクーニャとトンボ鉛筆のMONOは買いたいけど、他の2本はもういいかなって感じ。
また、インクの出が多すぎるとかゴロゴロ感があるとか書いているのは上記４本の比較の上での事であり、100均ボールペンに比べればどれも段違いに素晴らしいレベル。

これらの多機能ペンに使われているボールペン芯は形状が規格化されていて、4C規格というらしい。
なので、三菱の替え芯をぺんてるの本体で使う、なんてことも当然可能なので、ペン本体はデザインと重量バランスで選んで芯はお気に入りのものに交換して使う、というのがベストかもしれませんなあ。


【コッソリと追記】
↑　はウソついてました。
上記4本のペンで4C規格のボールペン芯を使っているのは、パイロットとぺんてるの2本だけでした。


Draw The Line / Aerosmith

エアロスミスのボーカル、スティーブン・タイラーは
日本通で鯛焼きが大好きというのはワリと有名な話ですが、
ポンジュースも好きみたいで愛媛からわざわざ取り寄せているようです(笑)