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2016年07月03日

中華船外機で一回目の船出

昨日、釣り友達のやっちゃんを無理矢理誘って中華船外機で海に浮かんできた。
午前6時頃に近所の砂浜に行き、キス釣りの準備をして出船。

中華船外機で一回目の船出
中華船外機で一回目の船出


譲ってもらったジョイクラフトのJBB-250の方はまだドーリーをつけてないので二人で抱えて浜からエントリーするのも大変だという事で、今回はアキレスのローボートにオークションで落としたエンジンマウントをつけ、そこに中華船外機をセットしてみた。

やっぱこういうセットだと軽い。
荷物を入れて船外機も付けた状態でも二人で抱えて浜から出船できる。
砂浜を蹴ってボートを出した後、少しだけオールで漕いで岸から少し離れたところでエンジンをかけて機走開始。
『スポポポポポ・・・』と、のどかな4サイクル草刈機の音が海上に響き渡る。
そして、スピードは、かなり遅い(笑)
二人乗ったボートを1.4馬力で動かしているからか、アクセル全開にしても速度はゆっくり歩く程度しか出ない。
オールで漕ぐよりは速いんだけど、この速度じゃあまり遠出する気にはならないよなぁ。
まぁいつ止まるかわからないので遠出なんて怖くてできないけどね(笑)
今回は岸から200m以内の距離でうろちょろと移動しながら釣りをした。
釣果は・・場所が悪かったのか全く釣れなかったけど、今回はテストで釣りは二の次だから仕方ない。


今回の移動距離は約3.2km、ガソリン消費量は約800cc、最大速度はスマホで確認したところ3km/h。
岸に戻ってからエンジンオイルをチェックしたところ結構黒っぽく、細かな金属粉も混じっていた。
新品のオイルだったのにこの汚れよう、さすが中国製だけあってエンジン内部のパーツ精度も悪いんだろうねぇ。
最初の3回くらいはエンジンオイルを毎回交換した方がよさそうだ。
エンジンの始動性だけは結構よかった。スターターを1~2回引けばかかるし、アイドリングもそこそこ安定していて、この辺だけはジェイモ以上かも。
排気音は4サイクルだけあってジェイモよりも静か。

オークションで買った手作りモーターマウントも全く問題なし。

中華船外機で一回目の船出

ローボートにモーターマウントを付ける場合、PVCじゃないゴム系の船体布を使ったアキレスのボートに取り付けるのは選択肢があまりなくて苦労するのだけど、このエンジンマウントは船体布の種類を問わないししっかり固定できるのでお勧め。
ジェイモの挟み込む方式のモーターマウントよりは重いけど(3kg程度?ジェイモのマウントは1kgちょい)ジェイモのとは違って走行中に全くズレてこない。

ローボート用モーターマウントとしては他にもいろんな種類のモノがあるけど、よく見かけるこんなやつや

中華船外機で一回目の船出

こんなのや

中華船外機で一回目の船出

こんなのは

中華船外機で一回目の船出

貼りつけるパーツがPVC用のものしか存在しないので、アキレスのゴム系船体布には接着できない。
以前、ワタシも知らなくて買ってしまったんだけど、これはどういう接着剤を使って丁寧に貼っても剥げてくるので注意してくらさい。
この手のマウントはPVCボートにしか使えましぇん。


・・というコトで、中華船外機の一回目の航行でした。
果たして二回目はあるのかっ?(笑)


Herbie Hancock - Maiden Voyage





【追記 2016.11.13】

出船してから4か月とちょい経った11月上旬、やっちゃんちに行って中華船外機を確認した。
やっちゃんの弁によるとプロペラが回らないとの事で、確認してみると確かにエンジンはかかるんだけど、ギアケース内が錆びてるのかアクセル全開にしてもプロペラが全く回らない。
エンジンを切った状態でプロペラを手で回してみるが、ビクともしない状態になっていた。
どうもギアケースのオイルシールが悪くて、海水がギアケース内部に侵入して錆びついてしまったものと思われる。

外観を観察してみると、まずギアケース周辺のネジと割りピンが錆びていた。
出船後はペラ周辺を真水のシャワーで洗い流したのだが、それでは不十分だったのだろうか。
割りピンを抜いてペラを外してみると、シャーピンも錆びている。
船外機としては信じがたい話だが、どうもこれらのパーツはステンレス製ではない模様。
少しはマトモな造りなのかなと思っていたが、このいい加減さはどうよ(笑)

このやっちゃんに進呈した船外機は全くの初期状態のままで、ギアオイルを補充せず、オイルがわずかしか入っていない状態で海に出たので海水がギアケース内部に侵入してしまったのだろうか。
いや、おそらくギアオイルが満タンに入っていてもオイルが漏れて海水が入っていただろう。
結局、たった一度の出船で故障してしまった。
100歩譲ってネジや割りピンやシャーピンは規格モノなのでステンレス製に変更することができるけど、ギアケース内部のオイルと海水を隔てるオイルシールだけはどうにもならない。

予想できた結論だけど、この船外機はいくら安くても買わない方がいいと思います。
エンジン部分はさておきギアケース周辺の造りが悪すぎて、すぐに壊れます。

しかし・・どうしてこんないい加減な船外機を堂々と販売しているのだろう。
ホント腹立つわー。
やっぱ中国製の機械モノはゴミレベルだと再確認。


【追記 2017.6】

慣らし運転だけをして未使用のまま保管していた二台目の中華船外機だけど、最近チェックしたところ、船外機スタンドの下にオイルが垂れていた。
約10か月ほど前にギアオイルを満タンに入れていたのだけど、それがどうも垂れてきている模様。
船外機のギアケースから粘度の高いギアオイルが流れ出すというのはちょっとありえない。
壊れた方の船外機がたまたまハズレだったのかと思っていたのだけど、どうもこれはこの商品共通の構造的な欠陥みたいだ。
これなら一度の使用でギアケース内のオイルが流れ出て、代わりに海水が入ってギアが錆びついて故障するのも納得だ。
よくこんな欠陥商品を堂々と売るよなぁ。





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この記事へのコメント
手作りモーターマウント、7500円と見た。(笑)
なかなかの優れものですね。
時速3Km/h、ちょっと辛いスピードですね。
Posted by 酒ちゃん酒ちゃん at 2016年07月03日 19:36
無事帰還おめでとうございます。
初期不良無しで、良かった良かった。
後は耐久性ですが、それを求めるのはチョット・・・・・?(笑)
Posted by 八ちゃん八ちゃん at 2016年07月03日 19:50
酒ちゃん

ブゥー
即決価格で送料別4500円でした。
巨大な塩化ビニールパイプと板を組み合わせたアイディアはスバラシイと思います。
塩ビのパイプ部分の強度はどうかなと思ったんですが、ボートを膨らませても全く問題なしです。
速度は・・・まぁ二人乗りですからね(笑)
ダイエットに励みます(笑)
Posted by ROYROY at 2016年07月04日 00:16
八ちゃん

ありがとうございます(笑)
この船外機ですが、シャフトの接合部までホンダGX35と同じ形みたいなんで、
いっそのことエンジン部分をGX35に乗せ換えるってのもアリかもしれません。
まぁ本物のGX35は単体で4万弱するので、
この中華船外機の2万弱と合わせたら国産2馬力の中古が買えますけどね(笑)
Posted by ROYROY at 2016年07月04日 00:18
おめでとうございます。又、ご指導、ありがとうございました。スマホ慣れてないので、すいません。東京から、楽しみに拝見させて頂いています。ゴムボート釣り、初心者なので勉強になります。
Posted by やすべー at 2016年07月04日 11:05
やすべーさん

実はヒヤヒヤもんでしたが、トラブルがなくてホッとしました(笑)
東京にお住まいでしたか。
想像ですが、あの辺は海に出せる所も少ないので、
やすべーさんが購入された理由は湖沼のバス釣りでしょうか?
もしそうだとしたら、遭難の危険も殆どないので使い倒せますね。
使用報告お待ちしております(笑)
Posted by ROYROY at 2016年07月04日 17:52
いやー、景色もきれいで爽快でした!
あの小さなエンジンで70キロの私と80キロの師匠を乗っけて快走でしたね。
船底の点検修理をして次回は単独釣行に挑戦します。キス入れ食いのポイントがあるはず!
Posted by やっちゃん at 2016年07月05日 00:12
やっちゃん

あのゴムボは実家で空気入れたまま1週間放置してみて全く抜けがなかったので大丈夫だと思っていたんですが、まさか船底にピンホールがあるとは思いませんでした。スンマセン。
修理は簡単なので修理して使ってください。
一人乗りなら小走りくらいの速度は出るんじゃないかと思います。
ただ、くれぐれもオールで戻れる範囲内にしてくださいね。
Posted by ROYROY at 2016年07月05日 12:44
やりましたね(^。^)
出船されておめでとうございます。
無事に帰還されて良かったですね。
次回は、キスを沢山釣ってください。
Posted by 海月(とし) at 2016年07月07日 22:33
としさん

中華船外機は結構な数があって、今オークションを席巻しているのには
HAIGEとかHYFONGとかのメーカーがありますが、
そういう船外機を使っているヒトのブログを見ると、かなーりトラブルが
多いみたいなんでヒヤヒヤでした(笑)
もしかするとこの機種は中華船外機の中ではまだマシな方なのかもしれませんね。
Posted by ROYROY at 2016年07月08日 18:05
おはようございます。 昨日、神奈川県白浜毘沙門天にて、アキレス942?(品番不明・ヤフオクの為)につけ、1発でかかり、なんとか動きました。 ただ私が肥えているせいか手漕ぎと同じくらいのスピードでした。  いつエンジンが止まるか 。でした。 チヌニングをしようと思いましたが、釣りどころではなく、早く岸にと。  やはり国産2馬力を買おうと思いました。 色々とご指導有難うございます。 RPYさんのブログが教科書になっています。
Posted by やすべー at 2016年07月11日 08:37
やすべーさん

初航海おめでとうございます。
やっぱ不安があると釣りに集中できませんよね。
わかりますわかります。
二馬力エンジンは15~18kgあるので、ローボートに後付したマウントで使用するのはちと危険な気もします。
マウントの強度にもよると思いますが、海の上でマウントが壊れてエンジンごと海に奉納・・なんてコトにならないよう気をつけてくださいね。
Posted by ROYROY at 2016年07月11日 09:37
楽しく読ませて頂いています。

ギアオイルの漏れはハウジングのシーリング不足とオイル交換用のガスケットとねじの問題のようです。

私は2stの方をぽちっとしてしまいましたが同様の事が・・・。結局、ドリルとタップで8mmのねじ穴を開けてトーハツ製のガスケットとねじで作り直しました。

ハウジングシールはスリーボンドの液体ガスケットでシーリングしました。結果オイル漏れは止める事が出来ました。

あとベベルギヤは結構出来が良いようです。ペラが回らなくなるのはハウジングの問題ではなく、ドライブシャフトの軸受けの問題のようです。

ドライブシャフトが3か所のスリーブで持たせてあるのですがこのスリーブが曲者で錆びついてシャフトを固着させてしまいます。

シャフト自身はステンレス鋼の様なので問題無いと思いますからスリーブは外される方が良いと思います。お友達の物も多分これで復活すると思います。(かつての中華船外機B-11のシャフトの様に防水グリスを塗り込むのも手かも知れません。)

シールは汎用品がそのまま使ってあるようなので「モノタロウ」辺りでサイズを確かめて作り替えも出来そうです。

いずれにしても、中華船外機は気にし始めるときりがないほど色々出てきます。
Posted by まこっちゃん at 2017年06月12日 23:53
まこっちゃん

訪問&コメントありがとうございます。
スゴイですねー、そこまで分解されるとは。
ワタシのはペラ外してシャーピンが真っ赤にさびているのを見て、
それ以上手を加える気力がなくなりました(笑)

固着はシャフトの軸受けの問題ですか・・
カラーを外すのは比較的簡単にできそうですが問題はオイルシールですね。
ギアケースの穴をもう一個開けてドレンプラグを作り、ネジのシーリングをちゃんとして、オイルシールをどうにかすれば使えるようにはなるんでしょうが、ぶっちゃけ「もういいや」って気分なんですよね(笑)
やはりワタシのようなシロートには手に負えない代物でした。
Posted by ROYROY at 2017年06月13日 16:51
 
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