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Posted by naturum at

2024年01月14日

行きたくはなかったけれど

新年あけましておめでとうございます~
って、もう1月も半分終わってて、コイツは今更何言ってんだと思われそうですが、年に数回しかブログ書かないんで頻度的には新年なワケです。
そういえば去年の始めも頃も似たようなことを書いたような記憶があるんですが、いやぁ年取ると一年が早いっすね。
遙か昔の小学生の頃は一年間にいろんな出来事があって、一年すぎると長大な時間が通り過ぎていったように感じたもんですが、今はその小学生の頃の1~2ヶ月くらいが1年のイメージです。
こういう感覚のままツルツルと歳を取ってジジイになってくたばるのかと思うとウスラ寒い気分になります。
もっと時間を有効に使わねば。

えー、前回ブログを書いてから今日までに何があったか思い出しつつ書いてるんですが、まず9月頃にスマホをやっと買い換えました。
数年前の記事でiPhone5Sのバッテリーを換えたので、もうこの際イケるトコロまで使ってやろうとか書いてたんだけど、流石にiPhone5Sでは最新のiOSが入らないようになり、それに伴って各アプリも最新に更新できなくなってきたので、換えることにした次第。
で、今度はiPhoneではなくてAndroid。
キャリアも今まではSoftBankだったんだけど、なんとなく高い気がしてたので今度はサブブランドのY!mobileに変更。
ワタシはもともとiPhone5Sにする前はAndroidのスマホを使っていたので別段抵抗はなく、ショップに行ってAndroidの機種を見比べて、Sony のXperia Aceにすることにしました。
最近のスマホはデカいのが少々気に入らなくて、できるだけ小さい奴でバッテリー容量の大きいモノにしたいという選択基準で選ぶとこの機種になったんですね。

乗り換えるにあたって困ったのがiPhoneからのデータ移行。
移行するデータは電話帳と写真だけなんだけど、なんせiPhoneが古すぎたので両方ともデータ移行ツールは使えず、電話帳の方はショップの人に一件ずつ移行してもらって、写真の方は自分で一旦PCに吸い上げてMicroSD経由で新スマホに移しました。
iPhone同士ならBluetoothで直接移行できるらしいんだけど、今回のはiPhoneからAndroidへの移行、しかもiPhoneが誰も使ってない骨董品レベルの古い機種だったというのが敗因っぽい。
で、久しぶりにAndroidに戻ってきて思ったのは、やっぱUI(UserInterface)の洗練度がiOSの方がやや上だと言うこと。
AndroidのUIは、見かけや操作の遷移がなんとなーく統一感が乏しいように思う。
でもその他の自由度はAndroidの方が高いっすね。
アプリは多いし自分で闇アプリも簡単に作れるし(笑)何よりMicroSDカードを突っ込めるというところが一番のメリットかな。
これにより写真やビデオを本体容量を気にすることなくほぼ無制限に撮れるし、映画や昔ため込んだ動画やCDをリッピングしたMP3などが大量に入れられるので暇つぶしにもなりそう。
ヒコーキや新幹線で長距離移動をする時などは手持ちぶさたで困るけど、そういう時にも便利かもしんない。

使わなくなったiPhone5Sだけど、捨てるのも忍びないので何かに使えないかと考えて、思いついた使い道は
 オフラインで
  ・GoogleMapをオフラインで使ってナビにする
  ・電卓アプリで電卓に
  ・ライトアプリでライト代わりに
  ・デジカメの代わり
  ・青空文庫やAmazon Kindleで読書
 WiFiでつなげて
  ・ネットラジオ(Smooth Global、らじるらじる、Radiko(これは最新OSが必要で入らなかった))
  ・動画サイト(AmazonPrime、youtube)
  ・オフラインで使うデータをダウンロード
   GoogleMap地図データ、Kindle本、青空文庫の本など
こんなかんじかな
でも例によってiPhone5Sには最新アプリは入らなかったり入っても動かなかったりするし、新しいスマホで全部できるコトなのでもう捨ててもいいんだけど、貧乏性でなんとなーく捨てるのもアレで、まだ枕元に置いてネットラジオや目覚ましその他でちょこちょこ使っとります。
あ、一つだけ役に立つ使い道があった。
それは新しいスマホがどこ行ったかわかんない時(部屋の中で)に電話をかけて見つける場合。
iPhoneからXperiaに電話をかけて音で探すのに使えると言うこと。
もちろん契約解除したスマホでは普通の電話やLINEは使えないので、SkyPhoneというWiFi専用で使う電話アプリを両方のスマホに入れてかけるわけですが、雑然とした部屋でモノがすぐ行方不明になるのでこれは数回役に立ちました。
あと色々いじってて知ったんですが、GoogleMapって完全オフライン使用ができるんすね。
地図を一旦ダウンロードしとけば1年間その地図が有効で、ナビのないクルマやバイクに乗った時に十分ナビとして使えそうです。
実際この機能をつかったAndroidナビちゅうジャンルが商品化されており、2DINのスペースにAndroidタブレットを納めたようなナビが通販で売ってます。
ワタシのクルマのナビもだいぶん地図が古くなってきたので、次はこのAndroidナビにすっかな、と思っとります。
今つけてるナビ専用機は動画ファイルの再生機能もちと不満で、再生できるコーデックが限定されているのか手持ちの動画ファイルは1/3くらいが再生できないのだけど、AndroidナビならVLCとかの最新動画プレーヤーがインストールできるので解決するし、モバイルルーター経由やコンビニなんかのWiFiが通じている所でAmazonプライムの映画をダウンロードしといて後で見れるしなぁ。
うん、次はやっぱAndroidナビにすっぞ。

スマホ交換の次に起こった大きめの事件は、昨年12月頃の頭くらいに大可賀の釣り公園で赤ちゃんの遺体が浮いていたというヤバい事件があり全国ニュースになりました。
ワタシも数日後にたまたまそこに行って警察の職質を受けドライブレコーダーのSDカードの提出をし、警官からなぜここに来たかとか良く来るのかとか根ほり葉ほり聞かれて閉口しました。
まあ知り合いもあそこに行った人は同じように職質を受けたみたいなんで行った人全員に聞いてるのかもしれませんが、こんなおっさんが赤ちゃんには縁がないのはわかるだろうにねぇ。
また、見つかった場所で張ってて職質しても意味ないだろうに。
遺体が見つかったのが午前10時とか11時とかだったそうで、おそらく遺棄は夜中だろうし6時間以上は経ってるはず。
その間海流の影響でどんどん流されてるわけで、遺棄現場はどう考えてもあそこじゃないだろう。
海のその時間帯が引きだったか満ちだったかは知らんけど、おそらく遺棄現場は三津~北吉田の範囲のどこかじゃなかろうか。
怖い怖い。

そんで1/1には能登半島で地震&津波がありました。
正月で親戚一同が帰省しているところに地震が来て家がつぶれて一族全滅という痛ましいニュースもあって、つくづく一寸先は闇だなと。
あの辺は去年の春先にも大きな地震があって、災害対策をあれこれ協議していたような気がするんだけど、結局何も具体的対策はしてなかったっぽい。
地震と同時に半島西側にある志賀原発も結構ヤバイ状況になってたらしく、複数ある電源系統の不具合やら油漏れやら燃料プールの水漏れやら結構被害があったにもかかわらず、数日前からやっとチョボチョボとニュースになってきました。
地震直後から電力会社のヒトは被害状況がわかってただろうに、全くニュースにならない北陸電力の隠蔽体質はちょっと怖いっすね。
原発と言えば、愛媛の佐田岬半島にある伊方原発も南海トラフ地震が来たら結構ヤバイのではないかと思っとります。
伊方原発は四国を東西に走る古い断層(中央構造線)の上にあり、南海トラフに連動してその中央構造線が動いたら超ヤバイ。
伊方原発には昔仕事で通ってた時期があってある程度の土地勘はあるんだけど、原発に通じる道は旧道2本と国道から延びる細い道の3本しかない。
そんでその3本が1本になってゲートを入った後は山の斜面を削った道を少し走って伊方原発の構内に着く。
その唯一の道が崩れたら障害対策もろくにできなくなるのではなかろうか。
また、瀬戸内海は外海との水の出入りが乏しく90%の水が入れ替わるのに5年ほどかかるそうで、もし伊方原発が福島のようになってしまうと瀬戸内海は未来永劫死の海になってしまう。
愛媛や香川は言うに及ばず、大分、山口、広島、岡山あたりの漁業は壊滅するかもしれない。


・・と、なんだか暗い話を延々と書いてしまいましたが(笑)先日は菊間の方に厄落としに行ってきました。
ワタシはそうした類のモノは全く信じてないので今までヨメに言われてもどうにかこうにか理由をつけてなんとか断って来たんですが、とうとう断り切れなくなって結婚以来初めて厄落としに行ってきた次第です。
厄落としに行ったと言うことは年齢が12の倍数近辺と言うことで歳がなんとなくバレちゃうけど、そうなんですよ~、ワタシもついに還暦になっちまいました(笑)
コドモの頃は60歳つうとスゲー爺さんに思えたもんだけど、いざ自分がその年齢になってみると驚くほど意識が変わってないのに自分でも驚きます。
要は成長してないってコトでもあるんですがね。

行ったのはここ


「秘法」と書いてある、なんかこわい(笑)

寺の境内には出店がいっぱい


で、厄よけですが、初体験のワタシは勝手がわからないのでヨメの先導とともに寺に入り各種受付を済ませ、祈祷する本殿に入ります、そこでは坊さんが10人ほどいて、ほどなくでかい太鼓を鳴らしながらお経を大音量でがなりはじめました。
坊さん10人にしてはやたら声がデカいなと思って見回してみると、天井付近にでっかいスピーカーがあってどうもそこから流れてくる録音の読経みたいです。
そんでさらに坊さんを注視してると、坊さんは喉が全く動いておらず、どうやら口パクで声を出してはいない様子。
こんなんで御利益はあるのだろうかと思ったけど、まぁこれでヨメの気が済むならいいかと思い直して神妙な顔でお経を聞く。
それから10分ほどで終わり、焼香と背中を叩いてもらって寺を出ました。
松山まで戻る道すがら、運転しながらちょっと計算。
本殿には30人ほど客がいた。
入れ替わりの時間を含めて15分くらいで30人の客をこなすワケで、客は5000円を払ってるので15分で15万円、1時間で60万円だ。
厄落としは合計5時間ほどやってるみたいだから寺の一日の売り上げは300万円。
販売業とは違って仕入れがあるワケじゃないので一日の純利益が300万円、しかも宗教法人だから無税ときたもんだ。
まさにこれこそ坊主丸儲けやんけー、と思ってクルマの中で一人でウケてて、ヨメにも言おうかと思ったんだけど言ったらまた怒られそうなのでやめときました。
厄除けも行ったし(信じてないけど(笑))今年はいい年になりますように。


South Town / Larry Carlton
  

Posted by ROY at 17:17Comments(2)日常

2023年08月15日

今年二回目のブログ(笑)

こんばんわ
ここんとこ西部劇や時代劇や日本の古いドラマをなんとなくずーっと見続けております。
しかし時代劇って勧善懲悪モノが多いですね、ほとんど全部と言ってもいいくらい。
そんで日本の古いドラマは恋愛モノがやたらと多く、西部劇は9割が勧善懲悪モノって感じです。
4月頃から見始めて、時代劇では水戸黄門・座頭市・木枯し紋次郎・剣客商売・必殺仕事人なんかのTVでやってた連続モノを見、西部劇は主に映画を見ててたまに「ライフルマン」なんかの白黒のTVドラマ、古い日本のドラマは男女七人シリーズや東京ラブストーリー・ロングバケーション・ビーチボーイズなんかを見ました。
ここんとこ嫌なことが連続したので逃避行動の一つなのかもしれないけど、現代の生活とかけ離れた現実感のないストーリーをボーっと眺めてるとなんとなくココロが穏やかになるような気もします。
イカンですねー末期ですね、こうなると(笑)
現実感がないという点においては西部劇と時代劇は共通点があるんですが、日本のドラマのように中途半端に現実感があるとちょっとしたイラ立ちも感じてしまいます。
ボーッと見ながら「20代の給料で毎晩毎晩こんな店で飲めっかよ」とか「こんな高そうなマンションに住めるわけねぇだろ」とか「ピアノの音がこんなに外までダダ漏れだったら苦情来るだろ普通」なんてついつい思ってしまいます。
ダメですねー、ココロが濁ってますね(笑)
時代劇だと、座頭市なんかはリアリティがなさすぎてこれもちょっと。
庶民の生活様式などの時代背景が現実感ないのはいいんだけど、目が見えないのに剣豪という、人間の運動能力までリアリティがない設定がどうもちょっとね(笑)
座頭市にインスパイアされたのか、西部劇でも「盲目のガンマン」というのがあって見始めたんだけど、これはおそろしくつまんなくて最後まで見ることができませんでした。
時代劇で時代背景も映像も一番リアリティがあったのは「剣客商売」かな。
まぁ、江戸時代を知ってるわけじゃないのでリアリティつうのもおかしいけど、要は不自然ではないということね。
だけどこれは内容が平坦すぎてちょいと琴線には触れなかった(とりあえず最後まで見たけど)。
時代劇で結構面白く見れたのは木枯し紋次郎と必殺仕事人の2つ。
木枯し紋次郎は笹川佐保の原作だそうで、史実と虚構のバランスが取れてて入りやすかった。
何か頼まれても「あっしには関わり合いのない事で」なんて言って結構冷たい。
座頭市みたいにトラブルに自らクビを突っ込もうとはしない一見薄情っぽい渡世人で、殺陣もゴロゴロ転げまわったりと泥臭いんだけど、なーんかこういう設定には波長が合うつうか共感できる所があるのよね。
必殺仕事人の方は、やってることは超非現実的なんだけど、ワルの組織の下っ端から上の方まで丸ごと成敗するって点がツボにはいったんだろうか。
チョコチョコと現代の政治や世相の批判なんかもジョーク交じりに入っており構成作家も遊び心がある。
自分でも何が良かったのかよくわかんないけど、結構面白かった。
こういう点は下っ端専門の座頭市とか木枯し紋次郎などや、上の方専門の水戸黄門や暴れん坊将軍とかとはちょっと違うトコロかな。
普通は晴らせない恨みを根っこの部分まで一気に晴らしてくれるヤミ組織てのに妙な希望を感じてしまったのかもしれません(あぶねぇ)
そういえばその種のアニメも昔見たなぁ。
そのアニメとはゴルゴ13なんですが、これも長距離狙撃にはかなり不利な小口径のアサルトライフル(M16)を使ってたりする所がちょっと引っかかったけど、まあまあ総じて面白かった。

西部劇は主にふるーい白黒の映画を見てるんですが、こういうのは現実感が全くなくていい感じです。
やや新しい映画では、期待せずに見始めた「ヤングガン」が結構良かった。
これはビリー・ザ・キッドの話を少々誇張を加えて焼き直したやつで、キーファー・サザーランドもチャーリー・シーンも若くて超イケメンの頃の映画。
あと、氷の微笑のシャロン・ストーンとディカプリオが出てたやつ、アレなんだっけ?
アレも意外に良かった。
ジーン・ハックマンが悪役で出てる奴。
何だっけ何だっけ・・あ、思い出した「クイック&デッド」だった。
意地になって調べず必死に思い出したので5分位かかっとります(笑)
どーも歳のせいかいろんな事をド忘れして困ったもんです。
という感じで、思いつくまま書いてたらとりとめのない内容でオチも何もない文章になってるし否定が多いのが自分でも嫌だけど・・推敲なんてめんどくさいことはせずダラダラ書いていくぞ(笑)
そういえば最近映画を映画館で見るということがないなぁ。
画面の大きさや映像の綺麗さや音の迫力とかには全くこだわらないヒトなので、PCの画面とスピーカーで十分満足っす。
あれ、拘る人はトコトンこだわりますよねぇ。
でっかいテレビにオーディオスピーカーをつけて「やっぱ映画はこーでねーと」と言ってるヒトは結構いるみたい。

そういえば前回ブログ書いたのが今年の1月なんすね。
あれから半年以上もブログサボっててその間いろんな事が起きましたが、3月にはボビー・コールドウェルが亡くなりました。



これはちょっとショックでしたねー
訃報を見てからCDを5~6枚引っ張りだして聴いてたんですが、このヒトの曲は結構ワタシの人生の節目とリンクして記憶に残っているものが多く、あーこれは●●が●●した頃に聴いてたな、とか、この曲は●●●の時にかけたっけ、とか思い出しつつ、少々しんみりしながら聴いておりました。
AOR界の巨人、ボビー・コールドウェル、71歳没。
はええよ・・


What You Won't Do for Love / Bobby Caldwell


The real thing / Bobby Caldwell


Stuck on you / Bobby Caldwell


Until You Come Back to Me / Bobby Caldwell


My Flame / Bobby Caldwell


Love Won't Wait / Bobby Caldwell


Can't Say Goodbye / Bobby Caldwell


At Last / Bobby Caldwell


Heart Of Mine / Bobby Caldwell


Stay With Me / Bobby Caldwell


Without Your Love / Bobby Caldwell


Never Take A Chance / Bobby Caldwell


  

Posted by ROY at 22:39Comments(4)日常

2023年01月29日

今年の目標が否応なしに決まる

あけましておめでとうございます~
前回のブログから大穴を空けてしまいましたが(笑)今年もよろしくお願い致します。
穴空けたのは、別に死んでしまったとか大病を患ったとかそういう事ではなくて、単にサボっていただけなのです。
数年前から最低一ヶ月に一度は更新しようと思っててボチボチと続けていたのですが、やっぱその「月に一度は」というのにほんのちょっとした義務感を感じていたらしく、それが積もり積もって少しずつ重ーくなっていたのでしょう。
「あー今月も月末だな、なんか書くか、でもネタもねーし、ま今月はいっか」
と思ってしまってサボったその後ズルズルと現在に至るわけです。
やっぱナニゴトも義務とか責任とかを感じてしまうとあまり楽しくないもので、これからは書きたいテーマがある時だけゆる~く更新していこうと思っとります。

えー、今年は年始早々にアジ釣りに行ってみた。
近所の埠頭の横に防波堤みたいなのが伸びてて、海側のその下には巨大な石が平らに敷き詰められた石畳のような空間が広がっている場所がある。
石畳の先っちょの海に面したところにはなぜかナトリウム灯のようなオレンジ色の常夜灯が一本あって海面を照らしており、夜のアジングにはなんとも都合の良さそうな場所だ。
防波堤から石畳までの高さは10mちょいあるんだけど、その防波堤のすぐ下にでっかいテトラが斜めに積まれていて降りようと思えば降りれるようになっている。
その近所を通るたびにちょくちょく見に行っては「夜あそこでやったら釣れるやろなー」と思いつつも今まで一度も降りたことはなかったんだけど、年始早々に意を決して(大袈裟)そこにアジングに行くことにした。


用意していたジグヘッド

当日は22時過ぎてから家で軽〜く用意して、クルマで10分ほどの現場へ到着。
荷物が多いとアレなので、ロッドとリールは1セット、ワームをセットしたジグヘッドを10本ほど入れたケースをポケットに入れ、ビニール袋と洗車タオルを入れた折りたたみバケツを持ってテトラを降り始めた。
と、降り始めたはいいんだけど、若い頃なら難なく降りれそうなテトラにかなーり苦労する。
その時履いてたのが硬質スポンジのクロックスみたいなスリッパだったのも悪かったんだろう、「片足を伸ばして1m先のあそこに足をつけばいいんだ」とは思いつつ、若い頃とは違ってそれをやるとバランスを保って立っていられる自信が全くない(笑)
テトラの隙間から下を見ると石畳まではまだ5mほどの高さがあるのでバランスを崩してコケるとタダではすまないだろう。
結局、歳相応の安全策を採用してかなり回りくどい降り方でやっと石畳まで降りてアジングを開始した。

・・のだけど、全く釣れない。
よく見るとどうも少し前まで先客がいたらしくバケツで水をかけた跡があり、スレてるのか全部釣られちゃったのかもしれない。
ワタシの後ろにはどこから来たのかネコ2匹が行儀よくお座りして待っている。
きっとこのネコたちは釣り人が来ると毎回こうして後ろに座り、釣れた魚をくれるのを待っているのだろう。
ネコたちの期待に満ちた目が申し訳なく「ゴメンゴメンすぐ釣るからな〜」と小声で謝りつつ焦ってジグヘッドをキャストするが、それからも全く音沙汰なし。
埠頭の際を攻めてみようと思ってスレスレを狙ってキャストすると、距離感が狂ってジグヘッドがカキ殻に引っかかって取れなくなってしまった。
よほどガッチリかかってしまったのかビクともしねぇ。
10mほど向こうの壁に向かってラインが綺麗なカテナリー曲線を描いて垂れ下がっている。
あ、カテナリー曲線というのは均一な重さのロープを二点間で吊り下げた時に出来る曲線のことで、それを教わった数学教師の東北訛りの言葉をリアルに思い出したのだった。
「カテェナリー!」と、何故か絶叫に近い言葉で説明するヒトであった。
この数学教師はイントネーションもかなり変なヒトだったので、その分喋る音声が記憶に鮮明に残っている。
お国訛りもいい所があるもんだ。
当時既にだいぶんお年を召されていた方なのでおそらくもうこの世にはいまい。
ああ先生、先生に教わったカテナリー曲線はオイラの人生に一度も役に立ったことはないけれど、先生の教えは今こんな所に無駄に生きています、どうか迷わず成仏して下さい。
と、もし生きてたらぶん殴られそうな事を思いつつ、もう諦めて撤収することにした。
後ろを見るとネコたちももういない。
おそらく二匹で相談して「コイツはヘタクソだから待ってても駄目ニャ、もう帰るニャ」という結論に達したのだろう。
アジも釣れずネコにも見放されたワタシは荷物をまとめてテトラに登り始めた。
一般的に、登るのは降りるより簡単なはずだが、なんせ履いてるのがスリッパなので、ヘタすると脱げそうになって足に力が入れられない。片手には荷物を持ってるのでなおさらだ。
うーむ困った、これは降りたルートでは登れないぞ。
仕方がないので一旦降りて、下からテトラ全体を俯瞰し登攀ルートを模索する。
フィッツ・ロイに挑戦する前の山野井泰史の如く慎重にルートを選定し、ゼーハー言いつつやっと防波堤上までの単独無酸素登頂に成功した。

家に帰って「もうあそこには行かねー、釣れもしねーし」とか思いつつやさぐれて酒飲んで寝たんだけど、問題は翌日に起こった。
朝目が覚めてトイレに行こうとすると、足が強烈な筋肉痛になっててアイタタ状態。
右足は足を曲げる方向に力を入れるとフトモモの裏側のスジに激痛が走るし、左足は右方向に足払いを掛けるように動かすとフトモモの右側が超痛い。
歩くのも苦労する有り様だ。
普段全く使わない部分を酷使したためもあるんだろうケド、どうも自分が思う以上に体が鈍っていたようだ。

いやー、歳取るってヤですね。
ということで、今年初期の目標は体力づくりに決定しました。


Never Turnin' Back / Bruce Hibbard
  

Posted by ROY at 19:25Comments(4)釣行記録